今年の10月21日から11月5日までで開催されていたゲームジャムに参加してきました。
今回はゲームジャムに参加してどういったことを考えながら取り組んでいったか振り返っていきたいと思います。
今回作成したゲーム
https://github.com/Binsuke/Siv3DGameJam2023
参加のきっかけ
・ゲームジャムにはたびたび参加していましたが、ゲームエンジンを使ったものが多く久々にコードベースで何か作りたいなと思っていました。
・知人から別のゲームジャムがあるから気になるならどう?と言われており事前の説明会には参加したもののピンとこずに参加を見送ることに
・ゲームジャムに誘われたのがきっかけで他に何かイベントやってないかなーとゲームメーカーズさんのイベントカレンダーを見ていたところ本ゲームジャムを発見
・Siv3Dというものはよくわからなかったけれど、少し見てみた感じコードベースでのゲームジャムっぽいぞということがわかりゲームジャム前日の日に急遽参加申し込みを行いました。
Siv3Dを使ってみて
・今回急遽ゲームジャムに参加することになりましたが、実際問題Siv3Dというものは全く何もわからなかったので前日に申し込んだそのまま公式のチュートリアルを開始
・触ってみると、とても簡単にウィンドウ作成から描画までができることがわかりました。
・中でも驚いたのは絵文字を描画することに対応しているといった点だったり、そもそもの円を描画するクラスの中に当たり判定などを行ってくれる関数が用意されていたり、とにかくゲーム制作において何かと面倒なところを簡単に実装させてくれるなーという印象でした
ゲームジャム開始にあたって
・今回は2週間の期間というゲームジャムの中でも割と長めの期間設定を行われているゲームジャムなので、最初の目標としては最初の1週間でゲーム部分を作り上げて残り一週間でバランス調整などを行いたいなーといった感じで考えていました。
・お題がすくうと発表されて最初に思い浮かんだ言葉が 巣食うという言葉や巣窟のようなイメージで最初は蜘蛛なんかがイメージとして出てきてました。
・ただ、巣を作るという意味でパッと頭に浮かんだのがアリだったのでアリをテーマに巣作りを行うゲームを作ろうということになりました。
・今回絵などで知り合いに多少お手伝いしてもらった部分もありますが、基本的に一人での参加でしたのでとにかく企画をすぐに決められたのは大きいなと思いました。
・人数が増えてくるとそれぞれに作りたいものも多々にあり、その意見をまとめたり話を進行する人が必要だったりと結構企画の段階で時間を要することが多いなと思っていたので一人での参加はここが強みだなーと思いました。
・また、一人参加のメリットとしては仕様が自分の頭の中にあるので、スクラップアンドビルドがしやすいことかなと思いました。
ゲームジャムが始まってから
・実際に企画を考える際は一人だったので、今回はボードゲームで言うところのワーカープレイスメントや拡大再生産などをテーマに作れたら面白そうだなと思ってました。
・大体の仕様を考えてからは、友人などに意見をもらいつつとりあえずプロトタイプになるゲーム基盤を作ってしまおうと思い制作に取り組みました。
・仕様や実装したい項目などいろいろ考えてから取り組んだ方がよかったのかもしれないのですが、期限が限られているのでどこまで実装できるのか正直手探り状態なのである程度基本的なことだけが決まったら、とりあえず実装をしていこうというスタイルでやっていきました。
ゲームジャムの最初に実装したこと
・まず、大まかにワーカープレイスメントを題材にしているのでワーカーを働かせるためのボタンを作らなければいけないなということと、巣穴を配置する場所など 大まかなレイヤーを決めて配置をしようということになりました。
・巣穴部分の実装については、とりあえず配列構造で自分の状態を持たせておきその状態で描画等を行うという風な形をとりました。
ゲームジャムが進むにつれて
・ゲームジャム開始日が土曜日だったので土日は集中して開発を行うことができましたが火曜日あたりから用事等もありあまり作業を行えなくなっておりました。
・ゲームジャムあるあるだと思うのですが、大体ゲームジャムを行っていると予定になかった用事が発生したり、体調を崩したり等が起こるのですが今回も例にもれずこのようになりました。
・また少しずつゲームの形が見えてくるにつれて、果たしてこのゲームは面白いのか・・・?という疑問が頭に浮かぶようになりました。
・特に面白さの部分で悩まされたのが、ワーカープレイスメントの面白さを考えたときに他プレイヤーがいることでの自分が行う行動への取捨選択が起こることでの面白さや、どこに優先度を置いて行動を選択するかなどの思考を要する部分などとワーカーを使ってのマネージメント部分にあると考えました。
・ゲーム開発初期段階では、このままでは全然考える余地もないし改良が必要だなということになりました。
・ここで一人での参加によるメリットなのですが、何かを追加したい変更したいなどの要求が出たときにすぐに対応できること、またいろいろ作りながら試せることが大きかったなと思います。
ゲームジャム参加時に早めに取り入れておけばよかったなと思ったこと
・これは2週目あたりになって取り入れたことなのですが、タスク管理用にタスクを列挙して見える化するというのをもっと早めにやっておけばよかったなと思いました。
・序盤はレイアウトを作ったり基本的な配置を行うなどの最初に行わなければいけないだろうなというタスクがあったので自分なりに優先順位をつけて作業ができていました
・しかし、作業が進むにつれて行わなければいけないタスク等がいろいろでてきました
・ただ、これらのタスクを頭のなかだけで処理しようとすると混乱してしまい、結果何から手を付けていいのかわからなくなってしまい作業効率が大きく下がってしまいました。
・そこで以前のゲームジャムに参加した際にチームの方が仕様していたTrelloを使ってのタスク管理を行うことにしました。
タスク管理を導入してみて
・まず、とにかく実装しないといけないものを箇条書きで片っ端から列挙することにしました。
・同じような内容だったとしてもそこで気にするのではなく、大項目小項目くらいの気持ちで列挙していきました。
・実際に箇条書きで書いているうちに細かく分解していくことができるようになり、実際に見えるかをすることで頭が整理されるなという風に思いました。
・あとはその中で作業中のものは複数でもいいので今何をやっているのかというのを明確にすることで、自分の中でどういった作業を行えばいいのかが明確になり作業効率が大幅にあがりました。
最後に
・今回Siv3Dゲームジャムに参加してみて本当に良かったなと思ったのは、とにかく運営の方のサポートが非常に良かった点だと思います。
・質問に対してのレスポンスが非常に早く、問題解決がすぐに行えたことが結果ゲーム開発の進行を遅らせずに進めることができた要因だったなと思います。
・ゲームジャムはゲーム開発を短期間で一気に行うため本当に勉強になるイベントだと思っています。
・ゲーム開発に興味はあるけれど、あまりやったことはないというかたは初心者歓迎のゲームジャム等もありますし、事前に勉強会を行うところやサポート等が充実していたりもしますので、ぜひ気軽に参加してみてほしいなと思います。
・ゲームジャムは本当に楽しいので気になった方は参加してみてください!!!