Lem のビルド
Lem は初回起動時に自動でビルドが行われます。
そのため、基本的には手動でビルドを行う必要はありません。
$ lem
Making core for Roswell...
building dump:/Users/me/.roswell/impls/x86-64/darwin/sbcl-bin/1.4.12/dump/lem-ncurses.core
ビルドに使用するソースコードは ~/.roswell/local-projects/cxxxr/lem から取得されます。
このソースコードは ros install cxxxr/lem した際にインストールされたものです。
ros update lem した際も、このソースコードが更新されます。
ビルドされたイメージは、~/.roswell 以下に出力され、2 回目以降の起動時にはこのイメージが使用されます。
~/.roswell/impls/x86-64/darwin/sbcl-bin/1.4.12/dump/lem-ncurses.core
このイメージを削除してから Lem を起動すると、再びビルドが実行されます。
$ rm ~/.roswell/impls/x86-64/darwin/sbcl-bin/1.4.12/dump/lem-ncurses.core
$ lem
Making core for Roswell...
building dump:/Users/me/.roswell/impls/x86-64/darwin/sbcl-bin/1.4.12/dump/lem-ncurses.core
イメージの削除は ros delete dump コマンドでも実行できます。
$ ros delete dump lem-ncurses
ビルドは ros build コマンドで明示的に実行することも可能です。
その場合は、.ros ファイルを指定する必要があります。
$ cd ~/.roswell/local-projects/cxxxr/lem
$ ros build roswell/lem-ncurses.ros
Making core for Roswell...
building dump:/Users/me/.roswell/impls/x86-64/darwin/sbcl-bin/1.4.12/dump/lem-ncurses.core
ros dump executable コマンドを使用して、実行ファイルを作成することも可能です。
この場合も .ros ファイルを指定します。
$ ros dump executable roswell/lem-ncurses.ros -o /tmp/lem.bin
$ /tmp/lem.bin