Pythonの国際資格であるPCEP – Certified Entry-Level Python Programmer Certificationを取得しました。
日本語での情報が殆どなかったため、体験記として公開しておこうと思います。
1. PCEPとは
Pythonの国際資格。
日本でメジャーなPython3エンジニア認定基礎試験と範囲や難易度は同じくらいだと思われる。
試験の概要は以下。
- 試験時間:45分
- 問題数:30問
- 問題形式:選択問題、並べ替え問題、記述問題
- 合格ライン:70%
- 言語:英語
- 受験料:USD 59
- 受験形式:オンライン(24時間受験可能)
2. 勉強方法
①Pythonのテキストを一周する
Pythonどころかプログラミング言語を扱うのががほぼ初めてだったため、初学者向けにわかりやすく書かれているものを選んだ。
テキストに記載されているコードを実際に自分でも書いてみながら読み進めた。
②公式学習リソースで学習する
PCEPの公式無料学習コースを一通り。自分のペースで進められる。
PART1とPART2があるが、PCEPの出題範囲はPART1に当たる。
Pythonの概念やコードの書き方の解説のあとに、各セクションやモジュール毎にミニテストがある。
このミニテストが試験の出題内容や形式と同じなので、このテストが解けるようになると合格できると思って問題ないはず。
筆者はコースの最後にある総まとめテストで80%以上取れるようになった状態で受験した。
3. 勉強時間
テキストが約12時間、公式学習コースが約24時間の計36時間。
4. 結果
80%で合格。
5. メリットとデメリット
メリット
- 国際資格である
- Python3エンジニア認定試験と比べて受験料が安い
- 出題範囲と出題形式に沿った無料の公式学習コースがある
- オンラインで24時間受験できる
デメリット
- 全て英語
- 試験に関する情報が少ない
- 公式学習コースの問題の解説がない
- 試験の知名度が低い
6. 感想
学習リソース、試験ともに英語なので、英語に抵抗がなければ受験を検討しても良いと思う。
公式学習コースだけでも十分合格できる内容。まずは公式学習コースをやってみて、わかりにくいと思えば他のテキストを検討してみると良いかも。