はじめに
JSONとは「JavaScript Object Notation」の略で、「JavaScriptのオブジェクトの書き方を元にしたデータ定義方法」のことです。
軽量かつ柔軟なデータ交換フォーマットとして、現代の開発現場で広く利用されています。
本記事ではJSONの構造や特徴を含めてまとめてみました。
JSONとは?
定義と特徴
JSON(JavaScript Object Notation) は、構造化データをテキスト形式で表現するフォーマットです。
主に以下の特徴を持ちます。
- 人間にも機械にも読みやすい
- 軽量でシンプルな構文
- プログラミング言語に依存しないため、多言語間でのデータ交換が可能
利用シーン
- Web APIでのデータ送受信
- 設定ファイル(例:package.json)
- 簡易データベースとしての利用
JSONの基本構造
データ型
JSONは以下の6つのデータ型をサポートします。
オブジェクト({})
キーと値のペアの集合。
json
{
"name": "John",
"age": 30
}
配列([])
値のリスト。
json
["apple", "banana", "cherry"]
文字列("")
ダブルクオートで囲まれたテキスト。
数値
整数および浮動小数点数。
真偽値
true または false。
null
空の値。
ネスト構造
JSONはネスト構造を持つことができます。
json
{
"user": {
"name": "Alice",
"details": {
"age": 25,
"hobbies": ["reading", "traveling"]
}
}
}
JSONの使い方
データ交換
JSONはWeb APIでリクエストやレスポンスのデータ形式として広く利用されます。
リクエスト:
json
{
"action": "login",
"username": "user123",
"password": "securePassword"
}
レスポンス:
json
{
"status": "success",
"userId": 98765
}
設定ファイル
JSONは設定ファイル形式としても使われます。
例:package.json
package.json
{
"name": "my-app",
"version": "1.0.0",
"dependencies": {
"express": "^4.17.1"
}
}
データ保存
小規模なデータベースの代わりとしてJSONファイルを利用するケースもあります。
JSONの注意点
ダブルクオートやバックスラッシュを含む場合、エスケープが必要。
json
{
"text": "He said, \"Hello!\""
}
終わりに
読んでいただきありがとうございました!