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VMware上でVirtuozzo Hybrid Infrastructure (VHI)をインストール手順

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🚀 Virtuozzo Hybrid Infrastructure を VMware ESXi に導入する手順

📋 事前準備

事前準備作業

Virtuozzo Hybrid Infrastructure (VHI) を VMware ESXi 環境に導入する前、以下の準備が必要です(※VMware公式ドキュメント参照)。

VMwareライセンスおよび設定
  1. VMware ESXi のインストールおよびライセンスが適切に設定されていることを確認
  2. ESXi ホストの管理画面にアクセスできる管理者権限アカウントを用意
ハードウェアおよびネットワーク環境(※VHIシステム要件参照)
  1. 必要な物理ハードウェア(サーバー、ネットワークスイッチ、ストレージ)が適切に設置されていること
  2. VHI の要件を満たす十分なリソース(CPU、メモリ、ストレージ容量)を確保
  3. パブリックネットワークとプライベートネットワークの構成に必要な物理NICが最低2つ搭載されていること
VMware環境の基本設定
  1. ネットワークスイッチやルータの設定が正確に構成されていること。必要に応じて VLAN の設定も実施。
  2. データストアとして使用するストレージが ESXi ホストに正しく接続されていることを確認。

参考ドキュメント


🌐 VMware のネットワーク環境設定

VMware ESXi 上で VHI の要件を満たすネットワーク構成を行います(※VHIシステム要件参照)。

物理NICの設定

  1. ESXi ホストの管理画面にアクセスし、管理者アカウントでログイン361739163895_.pic.jpg
  2. 「ホスト」→「ネットワーク」を選択371739163947_.pic.jpg
  3. 「物理NIC」セクションで使用可能な NIC を確認(例:vmnic0、vmnic1)381739163984_.pic.jpg
  4. Public ネットワーク用と Private ネットワーク用に NIC を割り当て、必要に応じてネットワークケーブルを接続391739164031_.pic.jpg
  5. 「設定の編集」をクリックし、必要に応じて NIC の速度を調整(通常はオートネゴシエーション推奨)401739164066_.pic.jpg

仮想スイッチの作成

  1. 「ネットワーク」画面で「仮想スイッチ」を確認411739164174_.pic.jpg
  2. Public 用および Private 用の仮想スイッチが既に存在するか確認421739164208_.pic.jpg
  3. Publicネットワーク用スイッチの接続先:外部通信用の物理NIC431739164436_.pic.jpg
  4. Privateネットワーク用スイッチの接続先:内部通信用の物理NIC441739164457_.pic.jpg
  5. 必要に応じて「標準仮想スイッチの追加」をクリックして新しいスイッチを作成451739164508_.pic.jpg
  6. Public または Private 用の物理 NIC を選択して割り当て461739164552_.pic.jpg

ポートグループの確認と作成

  1. 「ポートグループ」セクションで既存のポートグループを確認471739164695_.pic.jpg
  2. 必要に応じて「ポートグループを追加」をクリックし、新しいポートグループを作成481739164795_.pic.jpg
  3. VLAN ID を設定し、仮想スイッチと紐付け501739164883_.pic.jpg

ネットワーク接続の確認

  1. 任意の仮想マシンを開き、ネットワークアダプタを追加521739165021_.pic.jpg
  2. 作成済みのネットワークに接続し、設定を保存511739164943_.pic.jpg
  3. 仮想マシンを起動し、接続状態を確認531739165063_.pic.jpg
  4. Linux: ifconfig または ip addr で確認
    Windows: ipconfig で確認541739165096_.pic.jpg

💾 VHI システムのインストール

ISO イメージのアップロード

  1. VMware 管理画面で「ストレージ」タブを選択551739165223_.pic.jpg
  2. データストアブラウザを開き、ISO イメージをアップロード561739165259_.pic.jpg

VHI 仮想マシンの作成

  1. 「仮想マシンの作成」をクリック571739165296_.pic.jpg
  2. 「新規仮想マシンの作成」を選択し、「次へ」をクリックする581739165327_.pic.jpg
  3. 仮想マシン名を指定し、適切なゲストOSを選択し、「次へ」をクリックする591739165430_.pic.jpg
  4. 仮想マシンの使用するデータストアを選択し、「次へ」をクリックする601739165622_.pic.jpg
  5. 「設定のカスタマイズ」画面で、適切な設定を行う611739165644_.pic.jpg
  6. VHIシステムは最低2つの仮想ハードディスクを必要とする。Metadata用およびStorage用として、それぞれの役割を持つディスクを追加する。「ハード ディスクの追加」をクリックし、「新規標準ハードディスク」を選択する621739165730_.pic.jpg
  7. 「ネットワーク アダプタの追加」を選択し,作成したアダプタを仮想マシンに割り当て,「接続」をチェックする631739165768_.pic.jpg
  8. 「CD/DVDドライブ1」をクリックし、「データストアISOファイル」を選択する641739165844_.pic.jpg
    4.アップロード済みのVHI ISOイメージ「vz-platform.iso」をクリックし、「選択」をクリックする651739165908_.pic.jpg
  9. 設定内容を確認後、「完了」をクリック661739165968_.pic.jpg

VHI システムのインストール

  1. 仮想マシンを起動し、ISO イメージからブート671739166040_.pic.jpg
  2. インストーラの指示に従い、必要な設定を実施(※Virtuozzo Hybrid Infrastructure (VHI) インストールガイド参照)

⚙️ Virtuozzo Hybrid Infrastructure クラスターの設定

ネットワーク設定(管理、パブリック、ストレージ用ネットワーク)を構成

  1. VHI 管理パネルにログイン681739166361_.pic.jpg
  2. VHIウェブアドミンパネルにアクセスし、「インフラストラクチャ」→「ネットワーク」をクリックして、2種類のネットワークトラフィックが正しく構成されていることを確認する691739166619_.pic.jpg
  3. 排他的トラフィックの種類を設定701739166735_.pic.jpg
  4. 標準トラフィックの種類を設定711739166813_.pic.jpg

ノードクラスターの構成

  1. 管理画面にアクセスし、「インフラストラクチャ」→「ノード」に移動し、VHIシステムのインストール時に作成されたプライマリノードが見られる。右上の「ノードを接続」をクリックする721739174147_.pic.jpg

  2. プライマリノードのトークンが表示されるため、これを記録し、プライマリノードのIPアドレスまたはホスト名を確認・設定する731739174197_.pic.jpg

  3. セカンダリノードを使用する場合にも、同じ手順でVHIシステムをインストールする。ただし、「Cluster Configuration」のステップで「No, add to an existing cluster」を選択する741739174246_.pic.jpg

  4. 取得したトークンとプライマリノードのIPアドレスを入力し、「Next」をクリックする751739174290_.pic.jpg

  5. アドミンパネルに戻り、2台目のサーバーが正しく表示されていることを確認する。この時、「割り当てなし」と表示される761739174342_.pic.jpg

  6. 同じ手順で3台目仮想マシンにVHIシステムをインストールし、プライマリノードのトークンを使用して接続する771739174436_.pic.jpg
    ※注意: トークンは一度しか使用できないため、新しいノードを接続する前に必ずトークンを更新する必要がある

ストレージクラスターのセットアップ

  1. 「インフラストラクチャー」に移動し、右上の「ストレージクラスターの作成」をクリックする781739174911_.pic.jpg

  2. 必要に応じて暗号化の権限を設定し(不要な場合は空欄のままにする)、ノードのロケーションを確認し、問題がなければ「次へ」をクリックする791739175015_.pic.jpg

  3. ハードディスクの役割を設定する。システムディスクには「メタデータ」を割り当て、その他のストレージ用ディスクには「ストレージ」を割り当て、チェックサムを有効化する。設定が完了したら「次へ」をクリックする801739175052_.pic.jpg

  4. 作成が完了すると自動的に前の画面に戻る。この時、ノードのステータスが「正常」と表示され、画面左下にも「正常」と表示されていれば成功である811739175096_.pic.jpg

コンピュートクラスターの設定

  1. 「コンピュート」セクションに移動し、「コンピュートクラスターの作成」をクリックする821739175246_.pic.jpg

  2. プライマリノードを選択する(コンピュートクラスターが正常に動作していることを確認した後、残りのノードを追加することが可能)。その後、「次へ」をクリックする831739175280_.pic.jpg

  3. ノードが選択できない場合(3台のノードクラスターを作成する場合のみ)841739175361_.pic.jpg

  4. 「インフラストラクチャ」→「ノード」→該当ノード→「ネットワークインターフェース」に移動し、ネットワークが正しく割り当てられているか確認する851739175395_.pic.jpg

  5. 該当するノードの右側の「・・・」アイコンをクリックし、「編集」を選択する861739175436_.pic.jpg

  6. 表示されるウィンドウで、正しいPublicネットワークセグメントを割り当て、「保存」をクリックする871739175465_.pic.jpg

  7. 前の画面に戻り、ネットワークが正しく割り当てられていることを確認する881739175502_.pic.jpg

  8. 必要なすべてのノードにネットワークが正常に割り当てられたことを確認したら、コンピュートクラスターの設定を再度行う。作成画面を開くと、すべてのノードが選択可能になっていることを確認できる「次へ」をクリックする891739175536_.pic.jpg

  9. 物理ネットワークを設定901739175653_.pic.jpg

  10. DHCPおよびDNSの設定911739175710_.pic.jpg

  11. Kubernetes、ロードバランサー、および課金サービスのインストールを有効化921739175774_.pic.jpg

  12. ストレージポリシーを設定する
    冗長性などに特別な要件がない場合、デフォルト設定でそのまま「次へ」をクリックする。
    ※1台のプライマリノードのみを使用する場合は、「冗長性なし」しか選択できないとなる。冗長性に関する詳細な設定および推奨事項については、Virtuozzo公式ガイドラインを参照する

  13. 設定内容を確認し、「クラスターの作成」をクリックしてください931739176002_.pic.jpg

  14. クラスターの作成が開始されると、進行状況が自動的に表示される。設定プロセスには約30分程度かかる場合がある941739176041_.pic.jpg

  15. 設定が完了すると、左側メニューに「コンピュート」に関連するオプションが表示される951739176075_.pic.jpg

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