コマンド1 | コマンド2という風に
Linuxコマンドの基本であるパイプ。
コマンド1 | コマンド2 という風に書いて、
複数コマンドを組み合わせて使えます。
コマンド1によってターミナルに表示される文字に対して、
コマンド2を実行します。
具体例
ls | wc -l
ls | wc -l
lsコマンドは存在するファイルを表示するコマンド。
wcコマンドは行数、文字数を表示するコマンド、
-lは行のみを表示するオプション。
lsコマンドでファイルを全て表示して、
wc -lコマンドで行数を表示する。
このように組み合わせて、ファイル数を数えるといった使い方が出来ます。
grep 文字列 ファイル名 | 文字列 ファイル名
grep 文字列 ファイル名 | 文字列 ファイル名
grep c 101.cpp | grep d 101.cpp
grepコマンドは文字列を、入力したファイル名のファイルから見つけて、
該当する行を表示してくれます。
この例ではgrepを2回使っています。
なので、先に入力したgrepコマンドで101.cppからcを含む行を表示。
表示された文字に対して後から入力したgrepコマンドで101.cppからdを含む行を表示。
結果的に101.cppからcとdを含んだ行を抽出して表示してくれます。
コマンドは3つ以上でも使える
先に書いたように、表示された内容に対してコマンドを実行するだけ。
なので
コマンド1 | コマンド2 | コマンド3 | コマンド4 | コマンド5...
という風に大量のコマンドを繋げることも可能。
例にあげたコマンド以外でももちろん利用できます。
標準であるコマンドとパイプを使えば
ターミナル操作で殆どのことができるので、
使ったことがなければ是非活用してください。