Chromebook向けディストリビューションであるGalliumOSを導入しました。
- Gallium OS: Chromebook に最適な Linux ディストリビューション
- ChromebookにGalliumOSをインストールする方法 | Chrome速報
- Dell Chromebook11にGalliumOSを入れる - Qiita
前評判に違わぬ軽快なOSです。Chromebookを持っている人はUSBメモリに導入して遊んでみると楽しいと思います。C720でSSDを増設している場合はデュアルブートしても良いかも。
しかし、英数キーとかなキーが気に入らない動作をしたので、それを修正したときのメモです。
前提環境
- マシン:Acer Chromebook C720(日本語キーボート)
- OS:GaliiumOS≒Ubuntu 15.04
$ cat /etc/lsb-release
DISTRIB_ID=Ubuntu
DISTRIB_RELEASE=15.04
DISTRIB_CODENAME=vivid
DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 15.04"
日本語入力はFcitx+Mozcで構築しています。
何が気に入らなかったのか
- 「英数」キーを押したら、「全角カナ→半角カナ→全角かな」と切り替わり、ちっとも英数として振る舞ってくれない。
- 「かな」を押しても何もしてくれない
キーコードを確認してみた
xevコマンドで調べます。
- 「英数」キー:102(Muhenkan)
- 「かな」キー:100(Henkan_Mode)
「英数」キーだと思って一生懸命押していたのは「無変換」キーで、「かな」キーだと思って一生懸命押していたのは「変換」キーだった模様。
変えた設定
Mozcの設定画面を開きます。開き方はいろいろあると思いますが、わかりやすいのは、スタートメニュー(らしきもの)からSettings-Mozc Setup。
KeyMapの設定でCustomizeボタンを押します。Mozc Keymap Editorが開くので、Keyのヘッダ部をクリックしてソートして、MuhenkanキーとHenkanキーの動作を修正します。
- Preconposition-Muhenkan⇒Deactive IME
- DirectInput-Henkan⇒Activate IME
- Preconposition-Henkan⇒Activate IME
設定変更後の動き
「英数」キーを押せば、英数の入力になり、「かな」キーを押せば、日本語(全角かな)で入力することができました。望み通り。
これに限らず、Mozcが関わる範囲(入力、変換)で、キーマップを見直したい場合は、ここを修正すれば良さそうです。OSレベルでキーマップを変えるのはちょっと面倒くさそうだし。
ただし、ファンクションキーをいろんな機能に割り当てるのは、言うまでもなく、Mozcの設定をどうこうしたところでなんともならないので、そこはご注意を。