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応用情報技術者試験 合格記

Last updated at Posted at 2023-08-23

はじめに

もともと2022年の夏の時点で秋に基本情報を受ける予定でしたが、勉強をはじめてすぐのころに諸事情により2023年春まで先送りすることとなったため、せっかくなら基本情報を飛ばして応用情報に挑戦してみようと思い勉強を始めました。

私は非IT系企業の社会人2年目で、修士は情報系ですが学部は非情報系で、ITパスポートや基本情報などの資格も持っていないため応用情報に出題されるような情報系の知識はほとんどありませんでした。ただし、趣味で競技プログラミングをやっており、AtCoder青なので、アルゴリズムやデータ構造に関する理解だけは多くの人よりもあるかと思います。

試験勉強

午前・午後ともに参考書等は購入せず、過去問道場だけをやりました。

午前

過去問道場をとにかく解きました。片道1時間以上ある通勤の間暇だったので、ずっと過去問道場をポチポチやってました。土日はあんまりやってません。

全部の問題を埋めるという気持ちでやっていたので、過去問道場にある現行試験の問題は、全部1回ずつは解いているはずです。ちなみに過去問道場の段位は六段です。

勉強を始めたばかりのときは、ほとんどの問題が解けなかったので、わからなかった問題については問題文や選択肢、解説などに登場する単語を検索していました。正解した問題についても、他の選択肢に知らない用語があった場合などはそれを調べるようにしていました。

その甲斐あって、勉強を始めたばかりの頃は4~5割程度の正答率だったのが、1か月後には合格点の6割、2か月後には7割、3か月後には8割をほぼ安定して取れるようになりました。回によっては事故りますが、2か月後以降は事故った回も含めて合格点を下回った記憶はないです。本番は事故りました。

午後

午前で8割取れたらやると決めてたので、午前で初めて8割を超えてから勉強を始めました。時間がない方はもう少し低くても良いかと思います。

午前で8割取れる実力がついていたので、問題文を読んでも何を言っているかわからないということはあまりありませんでした。「頑張って読んで、それっぽい答えを書く」を繰り返します。

午後問題は結構独特なので、勉強というよりもむしろ慣れが必要だと思います。特に、文で回答するタイプの問題は、字数制限が結構厳しいので注意が必要です。たとえば、「なぜエラーが起こったのか説明せよ」という問題の回答として「デッドロックが発生し、それ以降の処理が行われなかったから」というのが思いついたときは「デッドロックが発生したから」とだけ書けばよかったりします。重要なキーワードだけ入れてあとは削るというのを意識すると字数制限に引っかからずに回答できると思います。

あと、午後問題はすべての分野を解く必要はなくセキュリティ+残り4分野選択なので、得意なやつを5,6分野ほどみつけておいてそれに絞って勉強すると良いと思います。

また、私はやらなかったのですが、時間を測って試験1回分を解く(鉛筆で紙に書く)というのを1度はやってた方がいいです。本番は鉛筆で大量に文を書かないといけないので、結構疲れます。それを考慮して解くスピードを上げる必要があります。

試験本番

準備

事前に持ち物をよく確認し、忘れ物がないようにしましょう。私は当日の朝に証明写真を撮りました。腕時計も当日購入しました。朝に準備することが多いと遅刻や忘れ物のリスクが上がるので、前日までに確実に準備しましょう。

午前

IPA試験のの午前問題は使いまわしが多いと言われていますが、私が受けた回は応用情報以外の区分の過去問からの使いまわしが多かったそうで、私は応用情報の問題しか解いていなかったので結構初見の問題が多かったです。かなり焦りましたが、選択肢の中に知ってる単語を見つけて消去することで対応しました。

昼休憩

眠かったので、エナジードリンクを購入して飲みました。
この時点で午前の解答速報を発表している企業や個人もいます。気になるかもしれませんが、ここで見るのはおすすめしません。午後試験に集中しましょう。

午後

私はシステムアーキテクチャ、プログラミング、情報システム開発、組み込みシステム開発を選択しました。プログラミングはもともと得意、組み込みは過去問が割と解けてたのでこの2つは受験前から解くことを決めていて、あとの2つは問題をさらっと見て解けそうなやつを選びました。

ちなみに、応用情報の午後では、特定分野しか解けない人を落とすためなのか知りませんが、毎回ランダムに1~2分野で激ヤバ問題が出題されることが知られています。(私が受けた回(令和5年春期)はプログラミングが激ヤバ回でした。ですが、私は青コーダーなので全問正解しました。) 一般的には、得意分野であっても激ヤバ回だと感じたら避けることをおすすめします。

試験後

大体午前は終わった直後、午後は試験の3日後ぐらいに解答速報が出ました。ここで自己採点はしてもしなくてもよいですが、合格発表まで2か月以上あり気になって人生に集中できなくなってしまいそうなので、私は自己採点をした方が良いと思います。私は自己採点の様子をTwitterスペース(当時の名称)で配信しました。午前は60/80(75%), 午後は結構厳しめに付けて75%でした。どちらも合格点を超えており安心しました。

合格発表

自己採点で合格点を大きく超えていたので、やっぱり合格したという感じでした。先述の通り、試験から発表までが結構長かったので、やっとかという気持ちが大きかったです。私の実際の点数は午前が76.25、午後が86.00でした。午後は自己採点より大きく超えています。午前がずれているのはよくわかりませんが、私が見た解答速報が間違ってたのかもしれません。

ちなみに、公開直後は1時間ぐらいサイトが重くて全く見れなかったので、公開時刻になった瞬間に結果を見るようにしましょう。バトルに負けた方は、時間を無駄にしないためにおとなしく1時間待ちましょう。

おわりに

応用情報は難しい試験ですが、過去問埋めによるゴリ押しでも割となんとかなる試験だと思いました。受験を考えている方、受験を控えている方の参考になれば幸いです。

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