RubyMineの設定のついでに書き残しておきます。筆者の実行環境は以下の通りです。
- RubyMine IDE: Version 2023.3
- Ruby: 3.2.3 (2024-01-18 revision 52bb2ac0a6) [x86_64-linux]
- Rbenv: 1.2.0-87-ge8b7a27
- WSL: 2.0.9.0
- Ubuntu: 22.04.3 LTS
1. 動機
筆者は最初VSCodeでRubyを書いていたんですが、最近Rubyの一番標準的な拡張機能が非推奨化して、Shopify社製のRubyLSPを使うようにと公式から勧告がありました。しかし、その安定性の低さに発狂し学生特権を行使して無料でRubyMineに移行しました。(Rubyのエディタ周りって想像以上に貧弱…)
VScodeはMS謹製ということもあってWSLとの併用が手厚くサポートされていますが、RubyMineにはちゃんとした設定が必要です。ということでやっていきます。
2. 必要ツールのインストール
2.1 初めての人向け
Rubyが完全に初めてという方がいるかもしれないので、一応各々のツールのインストール方法を示しておきます。
最初にwslとubuntuはWSL を使用して Windows に Linux をインストールする方法とWSL 開発環境を設定するためのベスト プラクティスを参考にしてください。日本語なので行けるはずです。
※(任意)最近のパソコンにはwindows terminalが標準でついてきているはずですが、インストールされてないという人はmicrosoft storeでインストールしてください。
次にRbenvは、コマンドラインに
curl -fsSL https://github.com/rbenv/rbenv-installer/raw/HEAD/bin/rbenv-installer | bash
と打つとインストールが始まるのでしばらく待ってから
echo 'eval "$(~/.rbenv/bin/rbenv init - bash)"' >> ~/.bashrc
でパスを通して終わりです。source ~/.bashrc
で変更を読み込んだら、rbnenv install 3.2.3
でRuby3.2.3をインストール、rbenv global 3.2.3
で既定のバージョンに設定しておきます。
ここまでの操作が正常に完了していたら、ruby -v
でruby 3.2.3 [~~~]
みたいなのが出力されます。
2.2 RubyMineのインストール
普通にexeファイルを落としてインストールするか、toolboxというJetBrainsアプリを管理する…名前の通り道具箱経由でインストールします。有料(年契約37,570円)ですが、認定教育機関(高校、専門、大学)の生徒・学生もしくは教員なら全製品ただで使えます。僕は高専生ですがいけました。JetBrainsに一生ついていきます。
3. RubyInterpreterの指定
RubyMineを起動すると画像のような画面が表示されるかと思います。
ウィンドウ左の「カスタマイズ」から「すべての設定」を選択すると設定ウィザードが出現します。
これまたウィンドウ左の「言語 & フレームワーク」から「Ruby SDK および Gem」を選択、
画像の通り「追加」を選択し、一番下に表示される「リモートインタプリターまたはバージョンマネージャー」を選択し、出現するウィンドウ上側のラジオボタンからWSLを選択します。
このとき、linux distroはUbuntuに…なっているはず、多分。なってなかったら言ってください。
下の欄、interpreterのpathには/home/[ユーザー名]/.rbenv/bin/rbenv
を指定してください。
設定ができたら、右下の「適用」を選択してください。以上です。
4. 終わりに
enjoy programing!