概要
MacのターミナルエミュレータであるiTerm2
のキーボードショートカット設定についてお話しします。
iTerm2
を利用している皆さんにとって、日々の開発作業をよりスムーズに、効率的に行えるようになるかと思います。
それでは、具体的な設定方法を見ていきます。
ショートカットの設定方法
まず、iTerm2を開き、メニューバーから設定をクリックして設定ダイアログを開きます。次に、「Profiles」>「Keys」>「Key Mappings」の順にタブをクリックして進みます。
ここには、すでに設定されているキーマッピングの一覧が表示されます。「+」ボタンをクリックして新しいキーマッピングを追加するか、既存のキーマッピングをダブルクリックして編集します。
たとえば、「単語の先頭に移動」(⌥``←)のコマンドを設定する場合は、Send Escape Sequence
アクションを選択し、エスケープシーケンスとしてEsc+b(Esc+の箇所にb)を入力します。ここでEsc+という記述は、特定のエスケープシーケンスを送信することを指すみたいです。
※エスケープシーケンスとは、特殊な操作を実行するための一連のキャラクターのことで、通常はエスケープキャラクター('Esc')で始まります。
また、エスケープシーケンスの他に、ヘックスコード(16進数)を送信するショートカットを設定することも可能です。これには、Send Hex Codes
アクションを選択します。
ショートカット一覧
以下に、僕が設定している一部のショートカットの設定例を挙げます。
このリストを参考に、自分がよく使うコマンドに対してショートカットを設定してみてください。
- ⌥ + ← : 単語の先頭に移動 - エスケープシーケンス
b
を送信 - ⌥ + → : 単語の終わりに移動 - エスケープシーケンス
f
を送信 - ⌘ + ← : 行の先頭に移動 - ヘックスコード
0x01
を送信 - ⌘ + → : 行の終わりに移動 - ヘックスコード
0x05
を送信 - ⌥ + ⌫ : 単語の先頭まで削除 - ヘックスコード
0x17
を送信 - ⌘ + ⌫ : 行全体を削除 - ヘックスコード
0x15
を送信
注意点
ヘックスコードを入力する際には、16進数の表記法を使用します。
そのため、入力する数字や文字は0-9またはA-Fの範囲であることを確認してください。
まとめ
この記事では、iTerm2のキーボードショートカットの設定方法について解説しました。
自分はずっとVScodeのターミナルを使っており、VScodeではこの矢印での移動ができたのですが、iterm2でできなくてずっと悩んでいたのですが、今回その方法を発見してかなり快適なりました!
この記事が皆さんの一助となれば幸いです。それでは、Happy Coding!