Rustの標準入力
以前、Rustの標準入力についての記事を投稿しました。
「Rustの標準入力めっちゃ理解したかもしらん」なんて先輩に報告したら、proconioというものを教えてもらいました。
準備
$ cargo new prac
$ cd prac
cargo new prac
で新しい prac というフォルダを作ります。
cd prac
で先ほど作られた prac というフォルダに移動しておきましょう。
cargo
というのはビルドシステム兼パッケージマネージャーです。とても便利です。
cargo
を使うことでライブラリのダウンロードからビルドまで扱ってくれます。
proconioのインポート
Cargo.toml
というファイルがあると思います。
[package]
name = "prac"
version = "0.1.0"
edition = "2024"
[dependencies]
そのファイルを開くとこんな感じになっています。
最後の行の[dependencies]は、プロジェクトの依存を列挙するためのセクションの始まりです。 Rustではコードのパッケージのことをクレートと呼びます。
Rust Programing Language 日本語版
とのことなので、[dependencies]
の後にproconioを使うよーという内容のものを書き足してあげます。
[package]
name = "a"
version = "0.1.0"
edition = "2024"
[dependencies]
proconio = "0.4.3"
これでProconioを使用できます。
スクリプト
main.rs
にスクリプトを書いていきます。srcフォルダの中に入っています。
mian.rs
を開けると
fn main() {
println!("Hello World");
}
とすでに書いてあります。今回はHello World
は使わないので消しておいてください。
use proconio::input;
fn main() {
input! {
n: String,
m: f32,
l: i32,
}
println!("{} {} {}", n, m, l);
}
n
でString型(文字列)を受け取ります。
同じようにm
でf32型(浮動小数点型)、n
でi32型を(整数型)を受け取ります
そして受け取った値をprintln!
で出力します。
実行
$ cargo run
このコマンドで実行すると標準入力が可能です。
楽ですね。標準入力をつらつらと書いているのに比べたらすごく楽な気がします。
参考
もとは競プロ用に作られたクレートらしいです。競プロをRustでやる人はぜひ。