東京リージョンでは、ap-northeast-1a から ap-northeast-1dまでの4つのAZがあるという記述はよく見かけると思いますが、
実際にAZ bが使えないような話もよく耳にしています。
一体どういうことなのかよくわからないため、いろいろ調べました。
実際に試してみる
新しいVPCを作る時に、該当のVPCが使えるAZが選択できます。
が、なぜか最大3つまでしか選択できず、AZ bはそもそも選択肢としても出てこないんだ。
調査
- 以下のコマンドを実施し、自分のAWSアカウントが使えるAZ一覧を確認
やはりap-northeast-1b
が使えない。
$ aws ec2 describe-availability-zones --output text
AVAILABILITYZONES ap-northeast-1 available ap-northeast-1a
AVAILABILITYZONES ap-northeast-1 available ap-northeast-1c
AVAILABILITYZONES ap-northeast-1 available ap-northeast-1d
どうやらAWSアカウントによってすべてのAZが使えるわけではないようです。
3AZしか使えないAWSアカウントと4AZまで全部使えるAWSアカウントという2つのケースがあるらしいです。
- 4AZまで全部使えるAWSアカウントで確認した結果:
$ aws ec2 describe-availability-zones --output text
AVAILABILITYZONES ap-northeast-1 available ap-northeast-1a
AVAILABILITYZONES ap-northeast-1 available ap-northeast-1b
AVAILABILITYZONES ap-northeast-1 available ap-northeast-1c
AVAILABILITYZONES ap-northeast-1 available ap-northeast-1d
推測
- かなり前作られたAWSアカウントは
ap-northeast-1b
も使えますが、AZ bのリソースが足りなくて、しかもデータセンターの物理的な制約があり、それ以上拡大でないため、新規のAWSアカウントはすでにAZ bが使えないということじゃないでしょうか。 - 具体的にいつからのAWSアカウントはAZ bが使えないのかは不明です。知っている方がいらっしゃいましたら、コメントをお願いたします。