#1.概要
株式会社アイ・ツー製LoRaモジュールLRA1をDragino製GateWay LPS8経由でThe Things Network V3に接続する為のそれぞれの設定方法をまとめてみました。
LRA1にはたくさんのコマンドが用意されています。ここでは接続までの最低限の説明にとどめていますので各コマンドの詳細はメーカーのドキュメントを参照ください。
#2.環境
LoRaサーバー:The Things Network https://www.thethingsnetwork.org/
GateWay:LPS8 https://www.dragino.com/products/lora-lorawan-gateway/item/148-lps8.html
LoRa Module:LRA1 https://www.i2-ele.co.jp/LoRa.html
#3.GateWayをTTNに接続する
これはSuzukIoTさんが詳しく説明されていますのでこちらの記事を参照ください。
普及版LoRaゲートウェイDRAGINO LPS8の使い方:https://zenn.dev/suzukiot/articles/8297eea7a9a00d
#4.TTNにLRA1 LoRaモジュールを登録する。
##4.1.アプリの作成
登録をする事でTTNにLRA1からのデータをupload出来るようになります。
TTNにログインしてアプリケーションへ移動を選択
アプリケーションの追加を押す。
アプリケーションIDの欄に新しく名前を入力します。
アプリケーション名と説明は適当なものを入力してください。
最後にアプリケーションの作成を押す。
新しく作成されました。
##4.2.デバイスの登録
###4.2.1.LRA1のDevEuiの確認
LRA1を起動して>の後に以下のコマンドを入力します。
pass=999999+enter
#?+enter
ここで表示されたDevEuiの値をコピーします。この場合は
70b3d559e01d25f8
です。
###4.2.2.TTNに登録
次にLRA1を登録します。赤丸のエンドデバイスの追加を押します。
次の画面で”手動で”を押します。
すると以下の画面になりますので下記のように入力して最後にRegister end deviceを押します。
周波数プラン:Asia 920-923MHz
LoRaWANバージョン:MAC V1.0.3
DevEUI:先ほど確認したLRA1のDevEuiを入力
appEUI:ゼロで埋めるを押す
AppKey:生成を押す
次の画面切り替わりますので、AppKeyの値をLRA1に書き込みます。赤丸のコピーボタンを押すとコピーされますので
LRA1側でペーストします。
LRA1側にもどりAppKeyを登録します。以下のコマンドを入力します。
TTNのアプリの画面でデバイスが登録されたのが確認出来ます。
#4.3.接続確認
LRA1から接続してみます。
wan_join+enter
と入力すると
TTN側のライブデータの画面にジョインリクエストを許可と表示され、LRA1側ではjoin_acceptedと表示されます。
以上で接続が確認出来ました。
#5. Webhooks
TTNで受信したデータを指定のサーバーに転送
インテグレーションの中のWebhooksを押します。
+webhookの追加を押しまと以下の画面がでますので、必要項目を入力。
webhooフォーマット:JSON
ベースURL:転送先のURL
アップリンクメッセージ:有効化をチェック
下の方にある変更を保存を押します。