今回は関数の初学者向けに解説したいと思います。
私も最初につまずいたところですので、備忘録も兼ねて記述します。学習の手助けになれば幸いです。
関数における仮引数と実引数について
まず、関数を宣言する際、関数名の後ろに()をつける必要があります。呼び出すときも同様です。
function greet() {
console.log(Hello!)
};
greet();
この()は空でもよいのですが、引数を指定することもできます。
引数は英語でargument
です。関数は引数を受け取って計算等に利用します。
では、以下の例を見てみましょう。
function sum(a,b) {
console.log (a+b)
};
sum(4,5);
この場合結果はどうなるでしょうか。4+5で9
ですね。
これは呼び出しの際、()内の4と5がそれぞれ関数で宣言したaとbに渡されているからです。
ここでのaとbを仮引数、4と5を実引数と言います。関数は実引数を受けとって計算します。
##戻り値について
ついでに戻り値についても解説しましょう。
上では計算結果を単にconsole.log
で出力しましたが、その結果を他のところで利用したい場合はどうすればいいでしょうか。そこでreturnが登場します。
function sum(a,b) {
return a+b
};
const total= sum(4,5)/sum(1,2);
console.log(total);
関数の後に定数totalが出てきていますね。定数にはsumを使った計算式が代入されています。
それぞれのsum()の中に入っている引数が最初の関数に渡され、1番目は9
、2番目は3
という結果になります。
定数totalではそれらの数値を用いて計算が行われるため、returnで数値を定数totalの計算式に返してあげます。
これが戻り値です。結果は9を3で割って3
ですね。
シンプルな例を上げましたが、これは基礎の基礎です。
複雑なコードになると引数の受け渡しが分かりにくいので、注意して読みましょう。
お読みいただきありがとうございました。