はじめまして、でにそふと申します。
私はテックキャンプというプログラミングスクールの夜間、休日スタイルに6ヶ月間通い、自社開発企業とフルリモートの受託開発企業の計2社から内定をいただきました。これからエンジニアとして働き始める予定です。
ここではテックキャンプ卒業生としてテックキャンプをいかに活用すべきかをメインに書きたいと思います。実際に入学しようかどうか迷っている方々もしくはこれから利用される方々の参考になればと思います。
テックキャンプに高額な学費を払う価値があるのか?
⇒あります!!
私はテックキャンプに入学する前、数十万円の高い学費を払うかちがあるか疑っておりましたが、実際に半年間テックキャンプにお世話になり高い学費を払う価値は十分あると思いました。
しかし、有効にテックキャンプのシステムを最大限に活用することが重要で、テックキャンプから提供されれたものだけを利用していては、大きな成果は得られないと思います。
そこで、どのようにテックキャプを利用するのがいいのか、おすすめの活用方法を紹介することが今回の主旨となります。
テックキャンプをどのように有効活用すれば良いのか?
⇒個人的には以下の3点をお勧めします。
- メンターを活用する
- ライフコーチを活用する
- 先輩に相談する
メンターを活用する
テックキャンプのメンターはカリキュラムの範内で質問することが可能です。形式はzoom,
チャットで対応しております。オリジナルアプリについては実装に関する質問はできません。
以上を考慮し、メンターは以下2点で最大限活用することをお勧めします。
・アウトプットチャンネルとして利用する
・オリジナルアプリも相談する
アウトプットチャンネルとして利用する
学習したことを定着させるにはアウトプット(発信)することが有効です。カリキュラムでわからない部分の質問は勿論ですが、私は学習のアウトプットチャンネルとしてメンターを活用することをお勧めします。
アウトプットの方法はキータなどへの投稿等、方法はいくつかありますが、最も手軽で有効な方法がzoomでメンターに対してアウトプットすることだと私は思いました。
理由としては以下2点です。
1.モチベーションが上がる
テックキャンプのメンターは全員、親切で優しいです。アウトプットのチャンネルとして利用することを嫌がる人はいないと思います。(少なくとも私が知る限りでは1人もいませんでした。)相談することや質問することが不安だと思う方もいるかもしれませんが、その点は全く心配はありません。むしろ、メンターとお話しすることで、モチベーションが高まるケースが多いです。
テックキャンプのメンターは受講生に対して非常に親身なので、褒めたり励ましたりということがとても上手です(ここに関してはうまく言語化できませんが…)。おそらく、親切で教え方がうまいメンターのみ採用しているのだと思います。そのため、相談した後は学習に対するモチベーションがあがり、挫折せず学習を継続できるはずです。
2.zoom上での面談はslack等の文字形式の質問よりもハードルは低い
プログラミング初学者でわからないことを文字にしてまとめることは時間がかかります。(質問を文字形式でまとめる能力も、もちろん大切ですが…)一方、オンライン面談であれば口頭で数分でのアウトプットが可能ですので、とても手軽です。また、メンターからアウトプットに対するフィドバックももらえます。いいメンターさんですと、アウトプットに対する+αの知識も教えてくれます。
以上より、メンターに対してアウトプットすることは手軽で得るものが大きいので私は特にお勧めします。
オリジナルアプリも相談する
前提として、オリジナルアプリに対するメンターへの質問は答えていただけません。
しかし、
- オリジナルアプリの質問には答えられないが相談することは可能
- 「具体的なアドバイスはできないが方針については示すことはOK」
というのがテックキャンプのスタンスのようです。
そのため、機能実装の方針についてや、迷っていることを整理したい時に相談した際には相談に乗ってくれます。
具体的に私は
「オリジナルアプリで具体的な質問はNGとわかっておりますが、考えを整理するために、今困っていることの内容だけ聞いていただけませんか」
「現在の課題を解決するために〜をしようと思っているのですが、どう思いますか」
といった質問は何度かメンターさんに相談に乗ってもらいました。
オリジナルアプリの作成は孤独な作業です。解決できない課題に陥ったときは、現在の状況を俯瞰的に把握するために、困っていることを話すだけでも課題の整理ができます。オリジナルアプリとはいえ内容を相談することをお勧めします。
ライフコーチも活用する
テックキャンプはプログラミングに関する相談はメンターに行い、学習のスケジュール管理をライフコーチが行う2重メンター制度となっております。
ライフコーチには学習方法の相談や、スケージューリングについて相談しましょう。
これは人によると思いますが、私が勧めしたいことは、他の受講生と比べた進捗度合を確認することです。
まず前提として、
プログラミング学習は長い道のりですので、**自分のペースを守って学習し続けることが最も重要です。**他人との比較して、無理に自分の学習スピードを変えてしまうことは、挫折の原因となりやすいので、お勧めできません。自分の学習のスピードに自信のない方などは他の受講生の進捗と比較せず、自分のペースで学習することがいいと思います。
その上で、
ある程度、予定通りにカリキュラムを勧められている場合は、他の受講生との進捗の差を確認してもいいのかなと思います。
テックキャンプで定める学習進捗目標はありますが、エンジニア転職を成功させるという観点ではポートフォリオ作成期間が充分に確保されていないため、もっと早いスピードで学習を進めた方が良いと私は思いました。そのため、過去の受講生や同期の受講生と比較した進捗具合を確認し、相対的に自分がどの程度進んでいるかを把握すると良いでしょう。比較した上で、可能であれば、他の受講生より1、2歩進んでいるくらいを意識して学習を進めると良いと思います。
参考程度ですが、私は以下の進捗でカリキュラムを進めました。(私は夜間休日コースなので、6ヶ月間の学習カリキュラム)
カリキュラム学習開始
基礎カリキュラム:2week
応用カリキュラム:4week
発展カリキュラム:3week
最終カリキュラム:3week
オリジナルアプリ作成:3ヶ月
転職活動開始
オリジナルアプリ作成期間を長く取れれば、完成度は高くなるので、転職の際に有利になるはずです。
ただ、重ねてになりますが他人との比較で一喜一憂はしないでください。受講生の中には進捗がとても早い人もいますし、ゆっくりすすめた方がいい人もいます。あくまで自分のペースを守って学習することを最優先とし、余裕があれば進捗を相談するようにしてください。
先輩に相談する
メンターやライフコーチよりも、先輩受講生の意見が最も参考になります。テックキャンプは2週間程度の間隔で新たな受講生が入ってきますので、数期先輩の受講生にオリジナルアプリ等について相談すると、有益な情報を得ることができると思います。
テックキャンプ校舎にいれば、直接コンタクトを取ることも可能ですが、自分から声をかけることはハードルが高いですし、コロナ下では校舎に通学する受講生はほとんどいません。ライフコーチに紹介してもらう事が良いでしょう。
実際に私はライフコーチ経由で、10期程度先輩の受講生とコンタクトを取り、dockerの導入についてslackで相談しました。結果的に先輩のアドバイスで私のアプリケーションにdockerを導入することを見送ったのですが、そのアドバイスでオリジナルアプリの機能の取捨選択ができたと思っています。
せっかく、同じスクールにいるいわば同志なのでお話を聞くのもためになると思います。
テックキャンプのカリキュラムだけこなせばエンジニア転職は成功できるか
⇒おそらく難しいと思います。
エンジニア転職を進める上で、テックキャンプはあくまで一つの手段に過ぎません。テックキャンプから課された課題のみ取り組むことで転職を行える基礎知識は身に付くと思いますが、エンジニア転職を成功させるためには、テックキャンプ以外の情報や知見を得るように活動することをお勧めします。
なぜなら、エンジニア転職において、スクールのカリキュラム外の機能を実装することが自己学習できるかどうかを判断する材料の一つとして考えられることが多分にあり、転職を成功させるには、自己学習して新たな機能をオリジナルアプリに追加する必要があるからです。
私の場合は、ある程度オリジナルアプリがまとまった段階で、MENTAというマッチングアプリでテックキャンプとは別のメンターにオリジナルアプリを見てもらいました。テックキャンプではオリジナルアプリのメンターによるレビューは行っていないので、アプリの客観的な評価が欲しいという思いがあったからです。
そこでのレビューでアプリの課題を明らかにできたことが、転職活動をうまく勧められた要因の1つだと私は思っております。(結果的にレビューの指摘は直しきれませんでしたが、転職活動を勧めました。オリジナルアプリの課題を把握しておくだけでも、面接の際に「オリジナルアプリの課題点や改善点を教えてくだい」という質問にもスムーズに回答できます。)
テックキャンプだけがエンジニア転職のチャンネルではないので、色々な情報を集めて転職活動に臨むことが転職の成功率を上げると思います。
他のエンジニア転職志望者とオリジナルアプリで差別化する段階においては、個人の努力次第となりますので、テックキャンプとは別のチャンネルを利用することをお勧めいたします。
まとめ
テックキャンプだけでは転職を成功させるには難しいと前述しましたが、テックキャンプに授業料に見あった価値がないということではありません。
テックキャンプは0からエンジニア転職までの基礎知識をつけるための環境としては非常に優れていると思います。その環境を享受できるだけでも価値はあると私は思います。
ただ、授業料を支払っている以上はテックキャンプのシステムを十分に活用していいと思います。最大限に活用して成果に結びつけましょう。
以上、最後までご覧いただきありがとうございます。