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【CSS】擬似クラス :not( )・:is( )・:has( )・:where( )

Last updated at Posted at 2022-08-05

概要

W3CのCSS Values and Units Module Level 4で、擬似クラスについていくつか仕様が変更されました。

この変更では、擬似クラスに 論理的な組み合せ属性セレクタ自然言語に関する擬似クラスなど、多くの擬似クラスが追加されました。

そのため、この記事では追加された、論理的な組み合せの擬似クラスの:not():is():has():where()について解説していきます。

否定疑似クラス :not( )

否定疑似クラス :not( ) は、列挙されたセレクターに一致しない要素を表す、関数形の擬似クラスになります。

基本構文

クラス名がstyleの中で、pタグでないモノのスタイルを指定します。

.style:not(p) {

}

:not() を使用する際、以下の場合は気をつけてください。

  • 否定疑似クラスを入れ子にすることはできません。
    • 例 ) ❌ :not(:not(...))
  • 否定疑似クラスを使用する際、無意味な書き方ができます。
    • 例 ) :not(*) → スタイルは変化しない
  • 否定疑似クラスは、詳細度が高くなります。
    • 例 )#foo:not(#bar)では、#fooより詳細度が高くなります。
  • :not(.foo).foo ではないすべての要素が選択されます。
    • 例 )htmlbodyも選択されることになります。

サンプル

See the Pen 擬似クラス by でぐぅー | Qiita (@sp_degu) on CodePen.

ブラウザーの互換性

Data on support for the css-not-sel-list feature across the major browsers from caniuse.com

論理和擬似クラス :is( )

論理和擬似クラス :is( ) は、列挙されたセレクターのどれか1つにあてはまる要素を示す、関数形の擬似クラスになります。
:where( )との違いは、:is( )の詳細度にカウントされるのに対し、:where( )の詳細度が0であることです。

基本構文

header main footerの中のどれかのpタグにホバーした時のスタイル

:is(header, main, footer) p:hover {

}

サンプル

See the Pen Untitled by でぐぅー | Qiita (@sp_degu) on CodePen.

ブラウザーの互換性

Data on support for the css-matches-pseudo feature across the major browsers from caniuse.com

詳細度調整擬似クラス :where( )

詳細度調整擬似クラス :where( ) は、列挙されたセレクターのどれか1つにあてはまる要素を示す、関数形の擬似クラスになります。
:is( )との違いは、:is( )の詳細度にカウントされるのに対し、:where( )の詳細度が0であることです。

基本構文

header main footerの中のどれかのpタグにホバーした時のスタイル

:where(header, main, footer) p:hover {

}

サンプル

See the Pen is by でぐぅー | Qiita (@sp_degu) on CodePen.

ブラウザーの互換性

スクリーンショット 2022-08-05 16.05.59.png

関係上の疑似クラス :has( )

関係上の疑似クラス :has( ) は、列挙されたセレクターにあてはまる要素が1つ以上あることを示す、関数形の擬似クラスになります。

基本構文

クラス名がstyleの中で、pタグが含まれているモノのスタイルを指定します。

.style:has(p) {

}

サンプル

See the Pen where by でぐぅー | Qiita (@sp_degu) on CodePen.

ブラウザーの互換性

スクリーンショット 2022-12-22 11.02.25.png


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