はじめに
みなさんは、Web Platform Baseline ってご存知ですか?
最近 mdn を見ていると、以下のようなものを見るようになったかと思います。
この部分が、Web Platform Baselineです。
私がこの Web Platform Baseline を見た時は、ただCSSプロパティのブラウザ互換性について、教えてくれる項目が増えただけと思っていた。
しかし、思い込みで情報を流し見するのも憚られるので、もう少し詳しく調べてみました。
今回はそんな Web Platform Baseline について紹介します!
Web Platform Baseline
⚪︎ Web Platform Baseline とは?
Web Platform Baselineは、ブラウザがサポートするウェブプラットフォーム機能に関する情報を明確にするツールです。
Web Platform Baselineを使用すると、安全に使用できるウェブプラットフォーム機能についての正確な情報がわかります。
記事を読んでいる時やライブラリを選ぶ時などに、使用されている機能のすべてがBaselineに従っていれば、ブラウザの互換性を心配しなくてよくなります。
また、Baselineに沿っていれば、Webサイトをテストする時に予期しないBugは発生しません。
このBaselineは、MDN、Can I Use、web.devで導入されており、記事やライブラリで説明されている機能がすべてBaselineに含まれていることを示すためのツールを提供しています。
このBaselineを使うことで以下のようなことが簡単にできるようになります。
- 対応ブラウザ・バージョンを列挙する代わりに、Baselineに含まれている機能を使用することが要件として設定できるようになる
- ライブラリを公開する時に、使用されている機能がどのブラウザ・バージョンでサポートされているかを理解するために、Baselineへのサポートを宣言することで、潜在的なユーザーを助けることができる
- チュートリアルを書くときに、説明されているすべてがBaselineに含まれていることを読者に伝えることができる
⚪︎ Baselineが更新されるプロセス
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新しく利用できるようになる
- 機能がコアブラウザの最後のものがサポートされ、相互利用可能になる
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広く利用できるようになる
- 新しく利用できるようになった日から30ヶ月(2年半)が経過すると、ほとんどのサイトで機能を使用できる
※ コアブラウザ:Safari(macOS/iOS)・Firefox(Desktop/Android)・Chrome(Desktop/Android)・Edge(Desktop)
Ref
まとめ
この記事では、Web Platform Baseline について紹介しました。
Web Platform Baselineについて調べてみると、ますます開発者体験が良くなって行きそうな感じがしました。
最後まで読んでくださってありがとうございます!
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