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CSS Anchor Positioning のきほん!

Last updated at Posted at 2024-05-23

はじめに

この記事は、2024年5月10日に開催されたmeguro.cssで発表した資料を噛み砕いで紹介した記事です。

内容

導入

こんにちは、私はQiita株式会社の出口 裕貴です。
普段は、QiitaのPdM 兼 デザイングループのマネージャーをしています。
私は、デザイン, フロントエンドに関連する情報を中心に発信しているので、よかったらXのフォローしていただけると嬉しいです。


早速ですが、みなさん CSS Anchor Positioning はご存知ですか?


CSS Anchor Positioning は、ある要素(Anchor)を基準に表示位置を固定できる機能です。
この機能は、まだDraftで実験的な機能ですが、だいぶ便利な機能です!


今日は、そんなCSS Anchor Positioningの使い方と実装方法について紹介しようと思います。
今日の話を聞いて、皆さんが、CSS Anchor Positioning について理解して、興味を持っていただけると嬉しいです。

CSS Anchor Positioningの使い方

まずは、HTMLを記述します!
Anchorとなる要素には class="anchor"
位置を固定したい要素には、class="boat" として記述します!

それ以外にも、Anchorとなる要素のidを固定したい要素のAnchor属性に定義してもOKです!


次に、CSS で Anchorを定義します。
Anchorを定義するには、Anchorとなる要素に anchor-name というプロパティに --name (dashed-ident形式)で指定します。


最後に位置を固定します!
位置を固定したい要素に、anchor() 関数を使い、このような形で位置を固定します。


See the Pen Anchor/meguro.css - sample1 by でぐぅー | Qiita (@sp_degu) on CodePen.

CSS Anchor Positioningのすごいところ

これだと、Wrapするdivが少ないくなるくらいで、わざわざCSS Anchor Positioningを使わずに、position: absolute; を使う感じでいいのでは? と感じる方が多いかもしれません。


CSS Anchor Positioning のすごいところは、ここからです!
CSS Anchor Positioningを使うと、アンカーの位置に合わせて、位置を固定したい要素 を 画面に収まるように自動で調整してくれます!


See the Pen Anchor/meguro.css - sample2 by でぐぅー | Qiita (@sp_degu) on CodePen.

固定要素を画面内に収めるようにする方法

まずは、HTMLを記述します!
Anchorとなる要素には class="anchor"
位置を固定したい要素には、class="boat" として記述します!


次に、CSS で Anchorを定義します。
Anchorを定義するには、Anchorとなる要素に anchor-name というプロパティに --name (dashed-ident形式)で指定します。


そして、アンカーの位置によって、表示する場所を変えるようにしていきます。

position-try-options プロパティに --〇〇の形でフォールバックを使用する @position-try を決めます。

そして、@position-tryにアンカーの位置によって、表示したい場所指定すると、変わるようにできます。

まとめ

CSS Anchor Positioning を使うとTooltipなど画面にポップアップするコンポーネントがより簡単に実装できるようになります。


まだ、CSS Anchor Positioningを対応しているブラウザはChrome 125以上のみになります


最後まで読んでくださってありがとうございます!

普段はデザインやフロントエンドを中心にQiitaで記事を投稿しているので、ぜひQiitaのフォローとX(Twitter)のフォローをお願いします。

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