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【2022年最新】オススメの CSS in JS まとめ

Last updated at Posted at 2022-10-15

はじめに

今回は、2022年までに公開されている、オススメCSS in JSを紹介します。

Styled ComponentsEmotionといったメジャーなものから
FelaAstroturfといったマイナーなものまでまとめました。

CSS in JSを導入する時の参考や他のCSS in JSを勉強したいときなどの参考になれば嬉しいです。

CSS in JS とは?

CSS in JSとは、外部ファイルでスタイルを定義するのではなく、
JavaScriptを用いて CSSを記述するために設計されたライブラリのことです。

CSS in JSを利用することで、コンポーネント内にCSSを定義することができ、
外部のCSSファイルに依存することなく、コンポーネント単体で独立させることができます。

例えば、外部ファイルでスタイルを定義すると、CSSの変更がどこに影響しているか分かりづらいことがよくあります。
それに比べ、CSS in JSを利用すると、コンポーネント内にCSSを変更しても他のコンポーネントへの影響がなくなるというわけです。

CSS in JS まとめ

1. Styled Components

image1.png

Styled Componentsは、利用率も高く、人気のCSS in JSの1つです。

Styled Componentsは、React向けのCSS-in-JSライブラリのひとつで、
テンプレートリテラルとしてCSSを記述するという特徴があり、
内部でCSSをスタイルシートに転記し、自動生成されたクラス名でそれらを参照するようになっています。

Styled Componentsでは、↓このようにスタイルをあてます。
CSSの部分は、Sass記法で記述することができる点も便利です。

sample.js
import styled from '@emotion/styled'

const Button = styled.button`
  color: red;
  padding: 8px;
`

render(<Button>ボタン</Button>)

詳しくは、↓公式サイトをご覧ください。

 

2. JSS

image2.png

JSSは、比較的に使われているのCSS in JSの1つです。

JSSは、CSSの宣言を矛盾なく、再利用可能な方法で記述することができ、
ブラウザ、サーバーサイド、Nodeのビルド時にコンパイルすることができます。

また、JSSは、コアプラグインフレームワークなどの複数のパッケージで構成されているため、
フレームワークに依存しないのも特徴です。

JSSでは、↓このようにスタイルをあてます。

sample.js
import jss from 'jss'
import preset from 'jss-preset-default'

jss.setup(preset())

const styles = {
  button: {
    color: 'red',
    padding: 8
  },
}

const {classes} = jss.createStyleSheet(styles).attach()

document.body.innerHTML = `
  <button class="${classes.button}">ボタン</button>
`

詳しくは、↓公式サイトをご覧ください。

 

3. Styled JSX

image3.png

Styled JSXは、ある程度利用されており、人気のCSS in JSの1つです。

Styled JSXは、JSXにスコープを絞った、コンポーネントに適したCSS in JSです。

また、レンダリング時にスタイルを挿入するため、スタイルを複数回呼び出したり、
未使用なスタイルを削除したりするのも特徴です。

JSSでは、↓このようにスタイルをあてます。

sample.js
import _JSXStyle from 'styled-jsx/style'

export default () => (
  <button className="style">ボタン</button>
  <_JSXStyle>{`
    .style {
      color: red;
      padding: 8px;
    }
  `}</_JSXStyle>
)

詳しくは、↓GitHubをご覧ください。
https://github.com/vercel/styled-jsx
 

4. Emotion

image4.png

Emotionは、ある程度利用されており、人気のCSS in JSの1つです。

Emotionは、source mapslabelstesting utilitiesなどの機能があることで開発しやすく、
パワプルで予測しやすいCSSで記述できます。

また、String と Style Object 両方の書き方に対応しているため、
プロジェクトに応じて、柔軟に書き方を変えることができるのも特徴の1つです。

Emotionでは、↓このようにスタイルをあてます。

sample.js
import css from '@emotion/css'

render(
  <button
    className={css`
      color: red;
      padding: 8px;
    `}
  >
    ボタン
  </button>
)

詳しくは、↓公式サイトをご覧ください。

 

5. CSS Modules

image5.png

CSS Modulesは、利用率も高く、人気のCSS in JSの1つです。

CSS Modulesは、CSSファイルをimportする形でスタイルを指定することが、
既存プロジェクトにCSS in JSを導入するのには簡単です。

また、コンポーネントファイルとCSSファイルを分けるため、
HTMLで書いて、スタイルを当てるように記載できるのも特徴です。

CSS Modulesでは、↓このようにスタイルをあてます。

sample.css
.button{
  color: red;
  padding: 8px;
}
sample.js
import React from 'react'
import styles from './sample.css'

export const Button: React.FC = ({ children }) => (
  <button className={styles.button}>{children}</button>
)

詳しくは、↓GitHubをご覧ください。
https://github.com/css-modules/css-modules

 

6. Styled System

image6.png

Styled Systemは、Reactコンポーネントにスタイルプロパティを追加するユーティリティ関数の集めて、
タイポグラフィ スケール、色、およびレイアウトプロパティを使用してグローバル テーマ オブジェクトに基づいてスタイルを制御できます。

また、Styled ComponentsやEmotionなどのCSS-in-JSライブラリを併用し、
スタイルに一貫性のあるUIコンポーネントを作成しやすい特徴があります。

Styled Systemでは、↓このようにスタイルをあてます。
(今回は、Styled Componentsを併用している程でsampleを記載します。)

sample.js
import styled from 'styled-components'
import { space, color } from 'styled-system'

const Button = styled.button`
  ${color}
  ${space}
`

render(
  <Button color={'red'} p={8}>ボタン</Button>
)

詳しくは、↓公式サイトをご覧ください。

 

7. Stitches

image7.png

Stitchesは、ランタイムがほぼゼロを謳っており、他のCSS in JSより高速で、
パフォーマンスに重点おいて開発されたCSS in JSです。

また、VariantsやToken、theme機能をサポートしておいるため。
デザインシステムの構築と運用に適しているというのも特徴です。

Stitchesでは、↓このようにスタイルをあてます。

sample.js
import { styled } from '@stitches/react';

const Button = styled('button', {
  color: 'red',
  padding: '8px',
});

詳しくは、↓公式サイトをご覧ください。

 

8. Fela

image8.png

Felaは、状態駆動型のスタイリングを処理するための、小さく、高性能で、フレームワークに依存しないツールベルトです。

また、アプリケーションの状態に応じてスタイルをレンダリングするため
CSSの量を制限して、再利用性が確保されるのも特徴です。

Felaでは、↓このようにスタイルをあてます。

sample.js
import * as React from 'react';
import { useFela } from 'react-fela';

const rule = () => ({
  color: 'red',
  padding: '8px',
});

function Button({ children, ...props }) {
  const { css } = useFela(props);

  return <button className={css(rule)}>{children}</button>
}

詳しくは、↓公式サイトをご覧ください。

 

9. Linaria

image9.png

Linariaは、styled-components のように、テンプレートリテラルの中に CSS をそのまま記述できるます。

また、ビルド時に静的にCSSファイルを生成し、実行時にそれを読み込むため、一般的にstyled-componentsよりも高速だと言われているのも特徴です。

sample.js
import { css } from '@linaria/core';

const style = css`
  color: red;
  padding: 8px;
`;

function Button() {
  return <button className={style}>ボタン</button>;
}

詳しくは、↓GitHubをご覧ください。
https://github.com/callstack/linaria

 

10. Astroturf

image10.png

Astroturfは、ランタイムレイヤーを追加せずに、既存のCSS処理パイプラインで、JavaScriptファイル内にCSSを記述することができます。

Astroturfでは、↓このようにスタイルをあてます。

sample.js
import React from "react";
import { css } from "astroturf";

const style = css`
  color: red;
  padding: 8px;
`;

export default function Button({ children }) {
  return <button className={style}>{children}</button>;
}

詳しくは、↓公式サイトをご覧ください。

 

11. Twin

image11.png

Twinは、Tailwindのクラスを使用して、スタイルを指定し、サポートされている任意のCSS-in-JSライブラリにコンパイルできます。

またTwinでは、CSSオブジェクトに変換してからCSS-in-JSライブラリに渡しているため、クライアントバンドルの追加は不要なのも特徴です。

Twinでは、↓このようにスタイルをあてます。

sample.js
import tw from "twin.macro";

const Button = tw.button`
  text-red-600 p-8
`; 

function App() {
  return (
   <Button> ボタン </Button>
  );
}

詳しくは、↓GitHubをご覧ください。
https://github.com/ben-rogerson/twin.macro

 

12. Theme UI

image12.png

Theme UI は、制約ベースの設計原理に基づいて、テーマに対応したユーザインタフェースを作成するためのライブラリです。

また、カスタムコンポーネントライブラリやデザインシステム、Webアプリケーションなどを、最高の開発者エルゴノミクスのための柔軟なAPIで構築できるのも特徴です。

Theme UIでは、↓このようにスタイルをあてます。

import { ThemeProvider } from 'theme-ui'
import { theme } from './theme'

export const App = () => (
  <ThemeProvider theme={theme}>
    <button
      sx={{
        color: 'red',
        p: 8,
      }}>
      ボタン
    </button>
  </ThemeProvider>
)

詳しくは、↓公式サイトをご覧ください。

 

13. vanilla-extract

image13.png
vanilla-extractは、TypeScript のランタイムがないスタイルシートを作成するCSS in JSです。

ローカルスコープのクラス名とCS 変数を使用して TypeScriptでスタイルを記述し、ビルド時に静的 CSS ファイルを生成します。

vanilla-extractでは、↓このようにスタイルをあてます。

styles.css.ts
import { createTheme, style } from '@vanilla-extract/css';

export const [themeClass, vars] = createTheme({
  color: {
    brand: 'red'
  },
});

export const buttonStyle = style({
  color: vars.color.brand,
  padding: 8,
});

app.ts
import { themeClass, buttonStyle } from './styles.css.ts';

document.write(`
  <section class="${themeClass}">
    <button class="${buttonStyle}">ボタン</button>
  </section>
`);

詳しくは、↓公式サイトをご覧ください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ぜひ今回紹介したCSS in JSを導入する時や新しく勉強する時などの参考にしていただき、
フロントエンドの開発体験を向上させていきましょう!


最後まで読んでくださってありがとうございます!

普段はデザインやフロントエンドを中心にQiitaに記事を投稿しているので、ぜひQiitaのフォローとX(Twitter)のフォローをお願いします。

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