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記事投稿キャンペーン 「プロダクトマネジメント」

【プロダクトマネジメント】PdMが注意すべきプロダクト病とは?

Last updated at Posted at 2023-10-15

はじめに

プロダクトマネージャー (PdM)は、プロダクトの中長期的な戦略の立案・ビジョン構築・プロダクトのビジネス、開発、UXの全てのプロセスに関わり、プロダクトに関係する意思決定の責任を持つ職業です。

そのため、PdMが明確なビジョンや戦略がないまま、プロダクトの改善をつづければ、プロダクトが肥大化したり、方向性を失ったり、誤った数字に引っ張られたりするようになります。

このような状態にならないため、この記事ではPdMが注意すべきプロダクト病について紹介します。

プロダクト病とは?

⚪︎ ヒーロー症候群

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ヒーロー症候群は、インパクトを強くすることだけに集中して、もともと胸に思い描いていた変化の創造を蔑ろにする状態のことです。

ヒーロー症候群にならないように、自分が思い描いていた変化を起こすよう心がけましょう。

⚪︎ 戦略肥大

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戦略肥大は、**次々と思い浮かぶアイディアや要望に「Yes」**と言ってしまって、広く薄くいろんな機能を作ってしまい、インパクトを与える可能性をむしばみ、成果を残すことができなくなる状態のことです。

戦略肥大にならないためには、リソースが不足している時に目的意識をもって、コアな機能を優先的に順番を決めましょう。

⚪︎ 脅迫性セールス障害

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脅迫性セールス障害は、セールスチームから「あの顧客はこういう機能をつければ買ってくれる」と言われて、目先の顧客を優先して、長期的な目標をないがしろになり、進むべき道を見失ってる状態のことです。

このような目先の売上を優先することは、合理的な判断ですが、頻繁にこのようなトレードオフを繰り返さないように、理想状態へ開発も考慮して、判断しましょう。

⚪︎ 数値指標依存症

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数値指標依存症は、成功か失敗かを判断するために、測定可能な成果にのみ注目し、それがプロダクトの成長に本当に必要な数値指標なのかをしっかりと考えるのを忘れている状態のことです。

数値指標依存症にならないために、プロダクトが目指す、ビジョンや戦略を理解した上で、測定すべき指標を決めなければならない。

⚪︎ ロックイン症候群

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ロックイン症候群は、慣れているから、*それまで問題なかったからと言う理由で、特定の技術、特定のアプローチなどを使い続けるという状態のことです。

ロックイン症候群になると、特定の解決策やアプローチに注目してしまうため、問題へ視線を向ければ、解決策が1つだけないことに気付き、最善策を選べるようになります。

⚪︎ ピボット症候群

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ピボット症候群は、状況が厳しくなった時に、方向転換して組織を違う方向へ進めることで、チームに疲労や混乱、モチベーションの低下などが起きる状態のことです。

状況が厳しくなると、新しい変化に魅力を感じやすく、道に迷う可能性があるため、明確なビジョンを持って追い続けなければなりません。

⚪︎ ナルシスト症候群

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ナルシスト症候群は、自分達だけに目を向け、本来の目的を忘れてしまい、自分達のことだけを考えている状態のことです。

ナルシスト症候群にならないためには、顧客のニーズを見失い、自分たちの成果や利益だけを追いかけないように、明確なビジョンや顧客のニーズと照らし合わせながらプロジェクトを進める必要があります。

プロダクト病を発症しないために

優れたビジョンとは?

上記で紹介したプロダクト病を発症しないためには、優れたビジョンを持つ必要があります。
そんな優れたビジョンには以下の3つの特徴があります。

  • あなたが解決したいと願う問題を中心にしていること
  • はっきりと想像的る具体的な最終状態であること
  • インパクトを与えたいと願う人々にとって有意義であること

これらの特徴を持っているビジョンを作りましょう。

優れたビジョンを考える

優れたビジョンを考えるには、以下のようなフレームワーク「ラディカル・ビジョンステートメント」を利用するのが効果的です。

  1. 現在[ユーザー][望んでいる結果]を望むとき、彼は[現状の解決策]しなければならない
  2. この状況は[現行解決策の欠点]のため、受け入れられない
  3. 我々は[欠点の克服された]世界を夢見ている
  4. 我々は[テクノロジー/アプローチ]を通じて、そのような世界を実現するつもりである
    1.そのため、我々は[テクノロジー/アプローチ]を通じて、[ユーザー][活動/成果]を行う方法から始めた
  5. それ以降ずっと成長を続け、次の大きなステップは[最終状況]だと確信している

ここの「ラディカル・ビジョンステートメント」で重要なのは、"誰が・何を・なせ・いつ・どこで・どうやって"の5W1Hの考え方を明確にすることです。

まとめ

この記事では、プロダクトマネジメントにおけるPdMが注意すべきプロダクト病と、それを避けるためのラディカル・ビジョンステートメントについて詳しく解説しました。

プロダクト病の前兆や症状を感知した時には、必ずビジョンを再確認し、ビジョンを追い続けられるように修正していくことが重要です。


最後まで読んでくださってありがとうございます!

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