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はじめに

みなさんは、フォームなので必須項目が入力されてない時、Submitボタンに disabled をつけて押せないようにしていませんか?

この記事では、ボタンにdisabled属性をつけない方がいい理由とdisabledをつけない方法を紹介します。

disabled属性をつけない方がいい理由

disabled 属性をつけると、ユーザーがボタンを操作することを防ぎます。
そのため、キーボード(Tabキー等)で操作している時フォーカスが当たらないため、ボタンの存在が認知できません。

disableがない時 disableがある時
3つのボタンにフォーカスが当たっているgif動画 3つのボタンの中に1つdisabledのボタンがあり、2つのボタンにフォーカスが当たっているgif動画

ボタンの存在が認知できないため、支援技術(スクリーンリーダ等)で操作しているユーザーにとって、「送信ボタンどこだろう?」と思ってしまったり、「なんで送信ボタンが出てこないんだろう?」と思ってしまい、操作を完了させることができなくなります。

aria-disabled 属性を使って作ろう!

上記のように、disabled 属性をつけるとボタンの存在が認知できないので、disabled 属性をつけるのは良くないですが、「特定の条件の時にボタンを押せるようにする」という挙動を作りたいという時はあると思います。

そのような時は、aria-disabled 属性を使って作りましょう。

サンプル

See the Pen disabledとaria-disabled by でぐぅー | Qiita (@sp_degu) on CodePen.

ポイント

⚪︎ aria-disabled を使って、不活性を表現します。
hoverした時に、ボタンが押せないように cursor: not-allowed; を記述しています。

sample.css
button[aria-disabled="true"] {
  cursor: not-allowed;
  /*不活性のスタイルを記述する*/
}

⚪︎ クリックイベントが発火しないようにする
aria-disabled属性だけでは、クリックイベントが発火していまうので、イベントは発火しても、処理が行われないようにreturn する

sample.js
let disabled = true; /* ボタンがdisabledにするかしないかを決めるフラグ */

button.addEventListener('click', (event) => {
  if (disabled) { return }
  /* ボタンを押した時の処理を書く */
});

まとめ

この記事では、ボタンにdisabled属性をつけない方がいい理由とdisabledをつけない方法を紹介しました。


最後まで読んでくださってありがとうございます!

普段はデザインやフロントエンドを中心にQiitaで記事を投稿しているので、ぜひQiitaのフォローとX(Twitter)のフォローをお願いします。

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