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【ゆるっと情報セキュリティノート #04 】WAF・IDS・IPSってなにがどう違うの?やさしく使い分け整理

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こんにちは、decoponです。

IPA試験やセキュリティ研修で出てくる三兄弟…そう、WAF/IDS/IPS

どれも「攻撃を防ぐしくみ」らしいけど、

名前が似てる
役割もそれっぽく似てる
なんなら同じ図に一緒に出てくる

結果、私はこうなりました:
「つまりWAFは…あれ、IPSが止めるやつ?それともIDSが監視するやつ?😇」

今回はそんな混乱を解消すべく、この3つの違いと使い分けポイント
やさしく図解で整理してみたいと思います!


💡 一言でいうと

略称 正式名 やること たとえ話
WAF Web Application Firewall Webアプリの通信をフィルタ アプリ宛てのメールチェック
IDS Intrusion Detection System 侵入を監視して通知 防犯カメラ(鳴らすだけ)
IPS Intrusion Prevention System 侵入を検知して即遮断 防犯カメラ+自動ロック

🔎 それぞれの役割と特徴

🧱 WAF:Webアプリを守る“入口のフィルター”

  • 通信内容を見て「SQLインジェクションっぽい!」などを検知・遮断
  • Webアプリケーションに特化した防御装置
  • HTTP/HTTPSトラフィックの中身を読める強みあり

💬 つまり:
「このフォーム、 OR '1'='1 とか入力してない?」ってチェックして止めるイメージ!


👀 IDS:侵入に気づいて“知らせてくれるセンサー”

  • ネットワーク全体を見て“不審な動き”を検知してログ通知する
  • ただし、止めたりはせず、見張って教えてくれるだけ
  • 「通知を見て素早く人間が対応する」運用前提

💬 つまり:
「怪しい人がフェンス越しにウロウロしてるよ!」と教えてくれる防犯カメラ


🛡️ IPS:見つけてすぐ止める“防御のオート機能”

  • IDSと似ているが、こちらは自動で遮断までやる
  • たとえばポートスキャンや異常トラフィックを見て即遮断
  • 誤検知には注意(正規の通信も止めちゃうことがある)

💬 つまり:
「怪しい動き?即シャットアウト!」な、自動防御システム


🎯 こんな使い分けイメージもあり!

[WAF]:アプリに入る前の“玄関フィルター”
[IDS]:オフィス全体を見守る“監視カメラ”
[IPS]:ヤバい動きを止める“自動防御ゲート”

✏️ 試験&実務ではこう聞かれる!

  • IPA試験では…

「IDSとIPSの違いを選べ」

「WAFの役割として適切なのは?」

  • 実務では…

「どこに何を置けばよいか?」

「WAFだけで十分?IDS/IPSも必要?」などの設計ポイントが問われがちです


📝 おわりに:ちゃんと違いが分かれば、怖くない三兄弟

WAF/IDS/IPSは、「なんか守ってくれる装置」みたいなイメージのままだと混乱しやすいのですが、 それぞれの守る対象や動き方の違いを押さえると、ぐっと理解が深まります。

ここまで読んでくださってありがとうございました!

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