統計では、販売価格といった数量を伝える情報の他に、
マンションにおいて、部屋の向きや洗濯乾燥機の有無といった、
定性的な情報を取り扱う。
これらを取り扱う、変数や尺度についてまとめた。
変数
定量的変数
数字で記述でき、平均値を出すといった計算処理を行うことに意味がある変数。
定性的編集
単に性質を記述するもの。カテゴリーに属することを区別するために数値を割り振ることがあるが、その数値には意味はない。
尺度
統計において取り扱う尺度には4種類ある。
名義尺度
数値を単位グループあるいは、階級のラベルとして使用する。
性別においては、男を0、 女を1のように数値を割り振ることが可能である。
定量的ではなく、定性的なデータに持ちいる。
ex) 性別、色、職種、業種、地域 など
順序尺度
データの要素がそれぞれの相対的な大きさや品質によって順序付けされる。
通知票の、良い、おおむね良い、もう少し とランク付けするときなどに用いられる。
順序付けでは、ある商品がほかの商品より優れているということがわかるだけで、どのくらい優れているかは不明である。
間隔尺度
どの点をゼロとするかが恣意的に決められており、2つの測定値の比率を計算しても意味を成さない。ただ、測定値の間隔をとればその比率には意味がある。
時刻であれば、10時と5時は10時は、5時の2倍という意味はないが、 0時から10時までの間と、0時から5時までの間が2倍であるということに意味はある。
他にも温度なども例としてあげられる。
比率尺度
2つの測定値の比を考えることができる。お金など、100円は 50円の 2倍でであり、 0円はまったくお金がないことを意味する。
一般に間隔尺度に属する測定値の間隔を取ると比率尺度になる。
ほかに、重さ、長さ、面積、体積、量などが例としてあげられる。