Solr 6.1.0 をインストールスクリプト使わずに使う

まとめ

• コマンドラインで bin/solr start でだいたいオッケー
• java -jar start.jar --module=http で動かせる

前提

Solr 6.0.1 インストールしてからコアの追加まで という内容を書いてからそんなに経ってないのに Solr 6.1.0 が既にリリースされていて、brew install solr とかコマンドを打つと 6.1.0 がインストールされる時代が既にやってきているという話を karumado氏がしていたので、時代の進歩は速いなぁ、と遠い目をしている次第です。

ところで、vagrant で仮想環境を作って、コアの設定ファイルは Mac 側に置いて、vagrant でファイル共有して、/opt/solr/data/core1/conf にシンボリックリンクを貼る…とかやっていると、vagrant up したときにファイル共有より先にサービスが立ち上がっちゃうので、コアが立ち上がらない状態になっちゃうんですよね。再起動なりリロードなりをしないとコアが読み込めないのであれば、開発中に Solr をサービスとして立ち上げておく必要はないわけで、ここは素直にコマンドラインから Solr をフォアグラウンドで立ち上げるのがいいのかな、という結論に至りました。

インストール

$ curl -O http://ftp.jaist.ac.jp/pub/apache/lucene/solr/6.1.0/solr-6.1.0.tgz
$ tar xvzf solr-6.1.0.tgz
$ cd solr-6.1.0

今回はインストールスクリプトを使わないので解凍即ちインストールです。(ホントか？)

起動

README.txt に書いてあるとおりにやると

$ bin/solr start

完了です。

$ ps aux | grep java

vagrant   3824  7.3 21.1 2622216 215852 pts/0  Sl   11:58   0:06 java -server -Xms512m -Xmx512m -XX:NewRatio=3 -XX:SurvivorRatio=4 -XX:TargetSurvivorRatio=90 -XX:MaxTenuringThreshold=8 -XX:+UseConcMarkSweepGC -XX:+UseParNewGC -XX:ConcGCThreads=4 -XX:ParallelGCThreads=4 -XX:+CMSScavengeBeforeRemark -XX:PretenureSizeThreshold=64m -XX:+UseCMSInitiatingOccupancyOnly -XX:CMSInitiatingOccupancyFraction=50 -XX:CMSMaxAbortablePrecleanTime=6000 -XX:+CMSParallelRemarkEnabled -XX:+ParallelRefProcEnabled -verbose:gc -XX:+PrintHeapAtGC -XX:+PrintGCDetails -XX:+PrintGCDateStamps -XX:+PrintGCTimeStamps -XX:+PrintTenuringDistribution -XX:+PrintGCApplicationStoppedTime -Xloggc:/home/vagrant/solr-6.1.0/server/logs/solr_gc.log -Djetty.port=8983 -DSTOP.PORT=7983 -DSTOP.KEY=solrrocks -Duser.timezone=UTC -Djetty.home=/home/vagrant/solr-6.1.0/server -Dsolr.solr.home=/home/vagrant/solr-6.1.0/server/solr -Dsolr.install.dir=/home/vagrant/solr-6.1.0 -Xss256k -XX:OnOutOfMemoryError=/home/vagrant/solr-6.1.0/bin/oom_solr.sh 8983 /home/vagrant/solr-6.1.0/server/logs -jar start.jar --module=http

結構色々オプションがついてきます。バックグラウンド実行でもある。実際に起動に使われているのは solr-6.1.0/server/start.jar です。start.jar をそのまま使って、フォアグラウンドで最低限のオプションで実行するのであれば、solr-6.1.0/server/ まで移動して以下のコマンドを打ち込めばいいわけです。

$ cd server
$ java -jar start.jar --module=http

次こそコアをちゃんと作る話を書く。