Rustのchronoクレートの文字列からdate型に変換

文字列から日付のみ型（NativeDate）に変換する際の注意点

Chronoを使用して日付を処理する際、文字列から日付型変換する時にハマってしまったので、自分用の備忘録としてまとめます。

結論

yyyy-mm-dd形式の文字列から日付のみの型に変換したい場合、NaiveDateTimeではなく、NaiveDateを使用する必要があります。NaiveDateTimeはエラーとなり、NaiveDateを使わないといけません。

問題の背景

Chronoライブラリを使うとき、DateTime型に変換しようとすることがありますが、日付だけを扱いたい場合は、DateTimeではなく、NaiveDateを使う必要があります。特に、NaiveDateはタイムゾーン情報を持たない日付のみを扱います。

エラー例

use chrono::NaiveDateTime;

fn main() {
    let date_str = "2025-03-29";
    let date = NaiveDateTime::parse_from_str(date_str, "%Y-%m-%d");
    
    match date {
        Ok(d) => println!("Parsed date: {}", d),
        Err(e) => println!("Error: {}", e),
    }
}

上記のコードでは、"2025-03-29"という文字列をNaiveDateTime型に変換しようとしています。しかし、NaiveDateTime型は日付と時刻の両方を含むため、時刻情報が不足している場合にエラーが発生します。

注意点

• NaiveDateTimeでは、時刻も含まれるため、日付のみに変換したい場合はNaiveDateを使うことが必須です。
• NaiveDateはタイムゾーン情報を持たないため、日付のみを扱いたい場合には非常に便利です。

正しい使い方

use chrono::NaiveDate;

fn main() {
    let date_str = "2025-03-29";
    let date = NaiveDate::parse_from_str(date_str, "%Y-%m-%d");

    match date {
        Ok(d) => println!("Parsed date: {}", d),
        Err(e) => println!("Error: {}", e),
    }
}