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Google Apps Scriptでテスト品質管理できる仕組みを作ろう〜第3章 PB曲線〜

Last updated at Posted at 2016-12-19

この記事はフロムスクラッチ Advent Calendar 2016の12日目の記事です。

もう一度自己紹介

1987年の三重県人です。関西の人間(特に大阪)からはよく虐げられます。くやしいのぅ。現在はフロムスクラッチの開発部隊にいます。主にはテストチームのマネージメントをしていますが、要件定義のお手伝いをしたり、AIのためのデータモデルの設計のお手伝いをしたり、テストデータ自動生成の仕組み考えたり、などとやってることは様々です。なんでもやったるぞと。
今回は前回に紹介したテスト品質管理できる仕組みの第3段!品質情報表についてお話します。最終回です!

前回までのおさらい

前回は、WBS・テストケースとその結果・不具合報告書をインプットとして、テスト進捗状況表をアウトプットするという話をしました。そして今回は品質情報表についてお話します。

前回のシステム構成同様にDBにはFusion Tablesを、データのインプット・加工・アウトプットにはGPSを用います。

今回、表現する品質情報

品質情報を可視化するためのツールはいくつかあるとは思いますが、前回作成したテーブル情報(テスト進捗状況テーブル)と相性が良いことからPB曲線を出力したいと思います。

システム構成としては以下のとおりです。

PB曲線とは

PB曲線はPCL(プログラム・チェックリスト)消化曲線とバグ検出曲線が合わさったものです。テストケースの完了具合とバグ検出の収束度合いを見てテスト品質が適切か判断します。

PB曲線を表現するために

PCL(プログラム・チェックリスト)消化を確認する変数として残テストケース数を、またバグ検出を確認するための変数として総不具合検出数と不具合修正完了数をみることにします。残テストケース数と総不具合検出数と不具合修正完了数は前回作成したテスト進捗状況表から取得することが可能です。

取得した残テストケース数・総不具合検出数・不具合修正完了数をそれぞれ日次で並べます。表にすると以下のようになります。

取得したデータのグラフ化

縦軸を数、横軸を日次として先程作成したデータをグラフ化します。

このようにしてPB曲線を表すことができました。

まとめ

連載形式でアドベントカレンダーに書き連ねていきました。『テスト品質管理できる仕組みを作ろう』のコーナー。まぁそれなりに楽しかったです。ちゃんと運用に載せたいですねぇ。せっかく作ったのだから。。
あと、PB曲線いがいにも出していきたい。たとえば、次はバグ密度とかとってみたいけど、FPとかSLOCってどうやって管理しようか、うーん。。

ということで

クリスマスまでもう1週間もないよー!

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