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歯磨きとエンジニア ~実態と命名の乖離~

Last updated at Posted at 2020-02-04

磨くのではない

自分は近年、虫歯にならなくなった。
それは歯磨きの仕方を変えた。
正確には歯磨きをやめて、 歯払い(はばらい) をするようになった。
歯払いなんて言葉は作った言葉ではある。

歯磨きという言葉から歯を磨く、ゴシゴシしないといけないっていう気がするが、
歯医者さんに聞くと、歯の間に挟まったゴミを掻き出すことが重要らしい。

では、ほうきの掃除のように、ゴミを払い出すことが重要ってことがわかった時に、
歯の掃除のやり方が変わった。

磨くのではなく、歯の中に挟まったゴミがない状態にする。

力をいれず、隅の掃除をちゃんとする。
歯の奥歯、右側、左側まで2回に分けて、水を含み、クチュクチュと洗い流す。

名前とは

歯磨きという名前にするから、磨くことが重要だと勘違いしてしまうのである。
名前の付け方はとても大事。

つまりは、変数名、関数名、ファイル名はちゃんと意味のある名前をつけようってことである。

実例

簡易的なコードで実例を示します。

歯磨き
class HamigakiManager {
  polish(){
    // しかし、実態は磨いていない
  }
}

polish は 研磨 という意味。

polish だから研磨しているのではと思ってしまう。
でも実態は clean up (掃除)なのである。

つまりは、

歯払い
class HabaraiManager {
  cleanUp(){
    // 名前どおり、 clean up (掃除) をしている
  }
}

とした方が、意味が通り、理解が簡単になるのである。

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