はじめに
Dr.SumおよびDatalizerで作成したレポートでは、予め用意しておいた抽出条件を使ってユーザーが見たいデータを絞り込み表示することができます。
抽出条件には様々な形式がありますが、個人的によく利用している抽出条件の設定例を紹介します。
設定方法など詳細は公式Dr.Sum Datalizer Ver.5.6 マニュアルを参照してください。
なお、本記事のキャプチャや設定内容はDr.Sum Datalizer Ver.5.6のものとなっております。
ラジオ項目
選択肢の値(上図の例で言うと「予算」「実績」などの候補となる値)はデータパターンで設定できます。主な設定方法は下記の通りです。
・データパターン:関数や固定値で候補値を指定する(特定のデータソースから設定時点の値をコピーして取得することも可能)。
・データリンク:特定のデータソースから動的に候補値を指定する(ユーザーがレポートを集計実行する際に最新データを取得して候補として表示する)。
他にもTYPE2など細かく種類が分かれています。詳細は公式マニュアルを参照ください。
https://cs.wingarc.com/manual/drsum/5.6/ja/UUID-805c9117-4197-08f5-bf34-8d84c6998f1c.html
チェック項目
選択肢の値・設定方法についてはラジオ項目と同様です。
リスト項目(複数選択)
リストで選択肢を絞り込みながら複数選択できる抽出項目
<設定例>
タイプから「複数選択」を選び各種設定を行います。
・「出力属性>表示項目数」:リストをスクロールせずに表示できる行数を指定できる。
https://cs.wingarc.com/manual/drsum/5.6/ja/UUID-e65ffe7b-0c0d-5d44-9b20-1c35b1a9dfda.html
・「取得項目設定」:階層的に絞り込みしたい項目を設定できる。
https://cs.wingarc.com/manual/drsum/5.6/ja/UUID-d5ee050a-683a-19c0-3ff0-ddaf466fb31c.html#UUID-42fab26d-eb57-5c56-c51b-64bfb94f785b_d40785e176609
入力項目(テキスト)
フリー入力やガイドを使って候補の中からテキスト入力で絞り込みができる抽出項目
<設定例>
補足
「出力属性>ガイド」に「フィールド」を設定しておくと、検索画面でガイド(本のマーク)をクリック表示したときに指定フィールドの実存データを候補として表示できます。
https://cs.wingarc.com/manual/drsum/5.6/ja/UUID-e613f940-2795-182e-7e5e-fb726d6b7e49.html#UUID-432a3374-9546-ee91-a50c-177aacae4f54_d40785e232289
入力項目(日付範囲)
補足
データパターンの初期値には自動計算書式を指定することも可能です。
特に日付型の場合は当日をデフォルトにしておくと便利です。
自動計算書式の詳細はマニュアルを参照ください。
https://cs.wingarc.com/manual/drsum/5.6/ja/UUID-7e193291-e4a9-6703-8a46-3208cb2bdbeb.html