はじめに
Leverages(レバレジーズ)Advent Calendar 2019 9日目担当の @db666 です。
Advent Calendarって聞いて、クリスマスを楽しみにお菓子が入ってたりするカレンダーで何するの?
とエンジニア文化を知りませんでした。(ちなみに半年ほど前までエンジニアがいない会社にいました...今は飛び交う単語がも全く違うw)
で、こういうの書いたことないしどうしようかな...と考えた末、いったい情シスって何なの?
というテーマで自社内の情シスの実情を書きたいと思います。
ちなみに私は広報デスクをやっていたところ、ひょんなことから入社2か月ほどで情シスの人になりました。
その後、情シスの人として転職を2回。現在に至ります。
情シスのイメージ
社内で発生したシステム周りの問題を解決する縁の下の力持ち
→自社の情シスってなんか楽そう、好きなことできそう
新卒で入社したLSI設計会社でレイアウト設計を行っていた私はまさしくそんなイメージを持っていました。
PC設定して、ライセンス管理以外、なにかドカンとイベントがない限り暇そうって。
情シスの実情
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情シスって他部署と一緒になっていることが多い
ちなみに経理、総務、法務、人事と何かしらの管理部門の部署と一括りにされてきました。 -
自社の情シスは怒鳴られる
自分が悪くないのに怒られることは多々あります。
システムがベンダーのミスで止まると社内でひたすら謝るのは情シス。
「PCが遅い!」と毎日シャットダウンせずに更新が蓄積。原因は自分なのに理不尽に怒鳴られたこともあります。
社内の人間だから遠慮なく厳しく言えますからね~。 -
関係ない仕事も降ってくる可能性大
人手不足だからという理由で組織上経理だったため、経理の仕事をさせられたり。
固定電話の管理をさせられたり、コーポレートサイトの修正や更新をしたり。
なんでもやりました。 -
神様になれる
エンジニアがいない会社では神様
トイストーリーのエイリアンがクレーンを崇めるように”神様””先生”と相談してくる -
感謝される
感謝される機会が多いと思います。
ちょっと問題を解決してあげると「ありがとう」と感謝されます。
そして、トラブルが起きない環境づくりって大変!!!
これは日々感じます。
前職にて、イメージと違うと泣きながらやめていく派遣さんもいました。。。
実際は毎日地味な作業が多かったり、なんでも「(やってくれるよね前提)できる?」って 聞かれますしね。
情シスは金食い虫
はっきり言うとお金がかかることばかり。
しかも、お金を生み出す部署ではないのに定期的に保証終了などで高額な費用が掛かります。
近年、攻めの情シスという記事や講演を見かけますがなかなか社内稟議がうまい事いかないのが実情。
エンジニアのいない企業では、上司に説明してもなかなか理解してもらえないことが多々ではないでしょうか。
お金の部分ばかり突かれることが多いと思います。
情シスやっていく上に大事ものは
自社の情シスとして感じる大事なことはコミュニケーション。
技術的なものも大事だが、社内外上下関係なく人と関わります。
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ヘルプデスク業務
「なんか動かない」等もやっとした表現で言われます
どうしたのかな~と話を聞いてあげましょう。
コンセントが抜けていただけの事案でも「そういうことありますよね、気を付けてくださいね」と。
ふざけんな!と思っても優しく接しましょう。心象は大事!
優しくしすぎると図に乗ってなんでも頼んでくるので程よい距離感も忘れずに。 -
システム導入などのお金がかかる話
周りを巻き込んで味方を増やしましょう。さりげなく誘導して仲間に。
どこの会社にも社内インフルエンサーがいるはず!インフルエンサーを囲い込んで流れを作るの大事。
会社のこれからも考えて動かなければならないことが多いので、会社の動きを把握し先を読むのも大切。
さいごに
情シスって楽そうだけどはっきり言って超面倒なことが多い!!!
技術を追うのも必要とされるし、色んな人にに理解してもらうように説明しなきゃいけない。どこの会社もそうだと思いますが自社の情シスは何でも屋。
これしかやりたくない!って人には向いていないと感じます。
でも、色んなことに携われるし、やる気があればいろんな経験ができて後に武器になる。
調整力が備われば、大きな致命的トラブル対応以外は自分でコントロールでき自分の時間を邪魔されることもありません。
情シスだけではなく、結構エンジニアってコミュニケーションって大事だと思います。
Advent Calendarを会話のネタに12月は過ごしてはいかがでしょうか。