はじめに
Oculus Quest2を買いました。
早速Unityでなんぞ作ろうと思ったのですがセットアップでちょくちょく躓いてしまいました。のでその解決法を共有したいと思います。詳細な手順というよりかはTips的な記事です。
Quest2とスマホアプリがペアリングできない
スマホアプリ側でFacebookアカウントを通すことが出来たらスマホアプリとQuest2をペアリングする必要があります。この時スマホアプリ側でQuest2が見つからないという問題がありました。
解決法
私はiPhoneを使用しているのですが、アプリのアクセシビリティ設定でOculusアプリのBluetoothアクセス許可がオフになっていました。「設定」画面の下の方に各アプリの設定があるのでそこからOculusアプリのBluetoothアクセス許可をオンにしたら直りました。Quest関係ねーじゃん。
UnityでビルドしたアプリがQuest2で動かない
大体の手順はこちらが非常に参考になります。こちらのページを元に進めれば大体OKです。しかしビルドして転送するところまではできたのですが、Quest2上でアプリが実行されると真っ暗で何も見えない状態になってしまいました。
解決法
「Oculus XR Plugin」パッケージのバージョンが低かったのが原因でした。上記のページにも書いてあるのですが、このパッケージはバージョンが1.4.0以降でないと動かないのですが、PackageManagerから入れる際のデフォルトのバージョンが1.3.4になっていました。プルダウンを開くと1.5.0が出てくるのでこちらを入れましょう。普通逆じゃない?
Unityエディタで再生できない
Quest2をLinkケーブルで繋ぐとPCヘッドセット(通常のRift)として使えるので、ビルドせずともQuest2上でシーンを再生できます。できませんでした。
解決法
1.Oculusアプリを入れる
Quest2をPCヘッドセットとして使用するのはOculus Linkという機能によって実現されるのですが、この機能を使用するためにはOculusアプリをPCに入れる必要があります。こちらからアプリを入れましょう。アプリがインストールされたらLink機能を使うことが出来ます。Link接続をするかどうか尋ねるポップアップがQuest2上で表示されるのでそこからLink接続をすることができます。ポップアップが出てきない、もしくは間違って消してしまった場合はQuest2ホームの設定画面から接続することが出来ます。Link接続がされるとQuest2のホームではなくRiftのホームが表示され、バーチャルデスクトップ等の機能を使うことが出来ます。ブラインドタッチに自信のある方はバーチャルデスクトップで開発をすると被ったり外したりする手間が無くなるので便利だと思います。目が死にますが。
Oculusアプリのバージョンは最新にしておきましょう。「ライブラリ」→「アップデート」からアップデートすることが出来ます。また、「設定」→「一般」から提供元不明のアプリを実行できるようにしておきましょう。これは不要なのかもしれませんが、私は「ベータ」の公開テストチャンネルもオンにしました。
2.再起動
Quest2とPCを再起動しましょう。以上でエディタからQuest2の再生ができるはずです。