フリーランスエンジニアとして現場に参画する形態の業務に初めて就いた際に出会ったヤバイ現場先について、記事にまとめてみました。
身の回りのフリーランスエンジニアには同じような経験をした方がおらず、他に同じような経験をされている方がいるのか興味があり、調べていたところ下記の記事に出会いました。
関係の優位性を悪用する企業が他にも少なからずいるということを知り、悲しい気持ちになりました。
https://qiita.com/mesaka/items/41ec09a4dae3fba6dd6c
これからフリーランスを検討されている方にとってこのような現場があるということを知っていただければと思い記事にしました。
また、これまでにこういった現場にあたったことがない人に向けて参考となると幸いです。
ヤバイ現場
この現場はあるフリーランスエージェントが扱っている案件で常駐形態で参画した参画先企業です。
現場に参画した時点で、参画前に聞いていた他のエンジニアの方が(急にやめたなどで)現場におらず、その方の業務を引き継いで進めることとなったのですが、現場では充分な受け入れ体制も整っておらず、この段階から少なからず疑問を抱えながら業務に取り組んでいました。
このとき企業常駐は初めてであったため不慣れなところが多く、要領が分からない点もありましたが、エージェント担当者からは充分な説明がなく、当初聞いていた「参画中のサポート」というのは名ばかりで、参画したらほぼ放置同然で扱われていました。
このため後述する問題が発生した際も、対応方針が不明瞭で大きな不安を覚えたと同時に、途中から担当者が変更されるなど対応の体勢に疑問が生じていました。
現場にどんな問題があったか
- 当初聞いていたエンジニアの方が不在かつ引継ぎが必要であったこと、受け入れ体制がなく業務フローが整備されていなかった
このため担当者や業務に関して不明点が多く社内で確認を行い、収集していく必要があった - エージェント担当者による参画中のサポートがなく、担当者が途中で変更されたことで、意思疎通が困難であった
- 現場ではタスク管理やスケジュール管理が適切に行われておらず、ソース管理がない
改善を訴えても、これらを行うことで業務のスピードを損なうといった理由で見送られていました - 裁量がなく、指示された手順以外での作業を否定される
- 現場は協調性が欠けており、「連絡するな」、「忙しいのでやらない」といった業務依頼の否定や拒否が横行していた
- このような円滑に進む体制がないことに加え改善が見られないにも関わらず残業を求められる
- 「指導」という名目で人格否定にあたる発言を繰り返される
代表的なものに「このやり方ではダメだ、頭を使って仕事しろ」というものがあります。 - 契約終了後、支払いが行われたのちに報酬の減額を求められる
現場では確認が行われ、成果物は利用されている実態があるのにもかかわらず、成果物の品質が悪いなどとし、減額を求められる
身を守るために行えること
法的に詳しくなる
常駐経験が少なく事情が分かっていないこともありましたが、
この一件を機に法的に詳しくなる必要があると感じました。
下記の記事内の「業務委託」は法律上の用語ではなく、法的には「準委任契約」、「請負契約」の2通りであるということについて違いが解説されていますが、改めて税務のみならずこのような法的な理解も必要だと感じた出来事でした。
いざというときに備えて、法的な内容も理解している必要があるのだと経験になりました。
https://qiita.com/kazukichi/items/c458aa9e763b9a3eb25b#%E6%BA%96%E5%A7%94%E4%BB%BB%E3%81%A8%E8%AB%8B%E8%B2%A0%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84
相談できる人を見つけよう
そしてもう一つは横の繋がりを持っていることが重要だと感じた一件でもありました。
幸いにも周囲にはフリーランスエンジニアをしている方が何人かいたため、他の方の現場の状況や経験を伺うことで、現場の問題を改めて考え直す機会になりました。
下記のツイートにもあるように、何らかの問題が生じた際など相談できる人の存在は非常に心強く、これから始めようと検討する場合はまず経験者に話を伺った方が良いというのは実際に痛感してから思っています。
この手の問題は大きく語られていることは少なく、ときおり個人ブログやツイート等でお見掛けすることがありましたが、こうしてまとめることで今後フリーランスを検討されている方の役に立てれば幸いです。