はじめに
2023年12月21日、応用情報技術者試験に合格しました。
午前が60%、午後が63%でした。
よくこんな点数で記事を投稿したなと思われるかもしれませんが、ほぼ受かると考えていました。
自己紹介
・基本情報技術者試験 合格
参考書
① ニュースペックテキスト応用情報技術者 2020年度版 TAC出版
② 2020 応用情報技術者 午後問題の重点対策
(以下、①, ②)
基本情報技術者試験を受けると決めた時、①を購入。理由は、本屋で基本情報と応用情報の本を見比べた時に、どちらも似たような内容で応用情報レベルが理解出来たら基本情報は受かるだろうと考えたから。応用情報技術者試験も受験する予定だったので節約の意味もありました。
基本情報技術者試験に合格した後、②を購入。
合格記
基本情報技術者試験に合格してから約3年。忘れてしまう前に受けようと決めました。
試験要綱を確認すると、一部変更があったので、本屋で参考書の最新版を確認しました。内容はほとんど同じですが、PMBOKは第7版になっていたので少し不安に。とりあえず、過去問を確認するも、参考書こそ古いが改めて買う必要はないと判断しました。1
応用情報技術者試験は大学入試のように上位何人が受かるわけではなく、午前午後と60%を取れば良い。PMBOKから出題されたとしても数問。他の変更箇所からの出題も最低60%に及ぼす影響は少ないように考えました。
さあ、どうやって点を確保するか。
■午前問題(各分野の問題数は目安)
テクノロジ系50問+マネジメント系10問+ストラテジ系20問の合計80問。
■午後問題(実際に選択したもの)
問題 | 分野 |
---|---|
1 | 情報セキュリティ |
3 | プログラミング |
4 | システムアーキテクチャ |
7 | 組込みシステム開発 |
8 | 情報システム開発 |
まずは午前の過去問を解きました。たしか60%は取れていた気がします。思ったよりも基本情報の貯金があるなという印象でした。その後、②を見ながら以下の方針を決めました。
・テクノロジ系に重点を置いて勉強する。
・特にセキュリティはちゃんとやる。
・マネジメントやストラテジは午後で選択しない。
午前問題はテクノロジ系の出題数が多いので、ここでしっかりと点を確保すれば合格は近づきます。特に、午後で選択しなければならないセキュリティはちゃんと勉強すれば午前でも点を確保できてお得。
また、テクノロジ系は仕組みが分かれば良いのに対して、マネジメントやストラテジは暗記量が多い。日本史や世界史の暗記は得意ですが、背景なしに淡々と覚えるのは前向きでない。しかも、出題数が少ない。午後問題をみても、午前の知識を活かして問題を解くというイメージが湧きませんでした。
わざわざ手を出してつまらなくなってモチベに悪影響を及ぼすくらいなら本腰いれなくても良いと判断しました。最終的に午前と午後それぞれ7割くらい取るイメージでした。
以上の方針とイメージの下、とりあえず①を一気に読みました。結構分量がありコツコツやるとだるくなるので。
また、応用情報技術者試験に活かせそうな以下の本を読みました。2
・CPUの創りかた
・はじめて読む486―32ビットコンピュータをやさしく語る
・岩波講座 ソフトウェア科学 オペレーティングシステム
・マスタリングTCP/IP―入門編
試験数日前にセキュリティの午後問題が解ける事を確認し、それからマネジメントやストラテジの暗記を始めました。
当日
午前
どこで得点を取るか明確にイメージしていたので、マネジメントやストラテジで躓いても全然気になりせんでした。
午後
当初はネットワークを選択する予定でしたが、嫌な予感がしたので情報システム開発に変更しました。
最後に
合格するためにいろいろと端折ったので、午前ではテクノロジがコケる、午後は2つコケると落ちます。そのために一応保険は用意していました。上記に書きましたが、一応午前のマネジメントやストラテジの暗記はしましたし、午後はテクノロジ系ならどれでも選択できるようにはしていました。
マネジメントやストラテジを捨てて良いというわけではなく、自分ができる点の取り方があると思うので、それに沿えばどんな方法でも良いと思います。これから挑戦される方の参考になれば幸いです。
合格ツイートにたくさん反応してくださってありがとうございます。嬉しかったです。