復習がてらハイリキでhummingbotを使ってみたので以下に記録します。
操作方法は全て公式ドキュメントに記載されています。
本記事は私がhummingbotの使い方を忘れないようにするために準備したものです。
投資や投機を推奨するものではなく単なる使い方の説明なのでご使用の際は自己責任でお願いします。
今回は具体例にハイリキ(Hyperliquid)を使用しますが、CEXや他のDEXでも同じことができます。
インストール方法
Dockerを使う方法とGithubから直接ダウンロードする方法があるのですが、Dockerのことをよく理解できていないのでGithubの方を使います。
必要なもの
- Mac M1(WindowsでもMac Intelでも可能ですが、今回は私の環境を使います)
- Anaconda
Anacondaは以下のURLからダウンロードしてインストールします。
インストールが終わったらターミナルにて以下のコマンドを実行します。
curl -o Miniconda3-latest-MacOSX-arm64.sh https://repo.anaconda.com/miniconda/Miniconda3-latest-MacOSX-arm64.sh
bash Miniconda3-latest-MacOSX-arm64.sh
仮想環境を立ち上がるか確認します。
conda
conda deactivate
hummingbotをダウンロードします
git clone https://github.com/hummingbot/hummingbot.git
cd hummingbot
ダウンロードしたファイルをインストールします。
./install
hummingbot用の仮想環境を立ち上げます。
conda activate hummingbot
コンパイラーを起動します。
./compile
hummingbotを起動します。
./start
エラーが発生したら直接ドキュメントを確認して対処。
https://hummingbot.org/installation/mac/
起動時にhummingbot用のパスワードを設定するよう求められます。
APIキーを保管するので推測されづらいパスワードが良いです。
取引所APIのセット方法
hummingbot上で以下のコマンドを打つとEVMのアドレス、そのプライベートキーを要求されるのでコピペで貼り付けます。
connect hyperliquid_perpetual
ストラテジーの設定
実際にhummingbotを動かすためには特定取引所の特定銘柄の売買方法を指定をするためのストラテジーというものが必要になります。
以下のコマンドから作成できます。
create
上のコマンドを入力するとWhat is your market making strategy? と聞かれます。
perpetual_market_makingと答えます。
その後はBidやAskやスプレッドの数値などを逐一設定していきます。
下記の写真のようになります。
こちらの設定を真似しても収益の出るマーケットメイキングにはなりません。
本記事はあくまでもサンプルです。
もしエラーなどがあればドキュメントで仕様を確認します。
https://hummingbot.org/exchanges/hyperliquid/
起動と停止の方法
ストラテジー作成直後はそのストラテジーが既にロードされている状態になっているので以下のコマンドですぐに起動できます。
start
中止したい場合は以下のコマンドです。
stop
hummingbotを完全に停止したい場合は以下のコマンドです。
exit
その他使えるコマンド
- status
注文状況やポジション状況の一覧を表示します。 - help
利用可能なコマンドを全て表示します。 - previous
前回使用したストラテジーをロードします。 - import
ストラテジーをロードします。 - order_book
板情報を表示します。 - balance
アカウントの残高を表示します。