11
9

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Raspberry Pi 3 Compute Module 3とは

Last updated at Posted at 2019-01-01

Raspberry Pi 3 Compute Module 3 とは?

組込機器向けにRaspberry Piを搭載するためのモジュールボードです。
Raspberry Pi 3と同じSoCであるBCM2873を搭載しており、メモリも、Raspberry Pi 3同様の1GBです。

Raspbery Pi 3との違い

1番大きな違いは、外部機器と接続するための、各種コネクタ(LAN, HDMI, USB, Audio Jack)が搭載されていないことです。
MicroSDスロットも搭載されていません。また、電源供給用のMicroUSBコネクタや、センサなどを接続する為のヘッダピンもありません

Compute Module 3と、Compute Module 3 Liteの違い

前述の通り、MicroSDスロットがないのですが、Raspbian等をインストールするにはストレージが必要です。
Compute Module 3では、ストレージとして、4GBのeMMCが搭載されています。eMMCとは、embedded Multi Media Cardの略称で、組込機器などの基板上に搭載する為のマルチメディアカードです。
つまり、Compute Moduleには、多少の語弊はありますが、4GBのSDカードが内蔵されている事になります。
左側の基板が、Compute Module 3 Lite、右が、Compute Moduleです。赤枠の部分に搭載されているのが、eMMCとなります。

image.png

Compute Module 3の外部機器との接続方法

開発時に、外部機器と接続する為に、Compute Module IO Board V3が別途発売されています。なお、実際の製品開発時には、専用の基板を設計して搭載することになります。
Compute Moduleだけでは何も出来ないので、開発時にはIo Boardもセットで使う事がほとんどかと思います。開発用に、Compute ModuleとIO Boardがセットになった、「Raspberry Pi Compute Module 3 Development Kit」というものが発売されています。
Raspberry Piを扱っている、RSコンポーネントなどからでも購入できるほか、日本では、IOデータでも取り扱いがあります。
https://www.iodata.jp/product/pc/raspberrypi/ud-rpcm3dk/

Compute Module 3を使用した機器の例

産業用Raspberry PiのREVOLUTION PI RevPi Core3
https://revolution.kunbus.com/
工場等で利用されている制御盤で使用する事を想定されたRaspberry Piです。
DINレールという、制御盤に機器を固定する上でよく使用されている金属製のレールに取り付ける事もできます。

サイネージ機器
NEC Display Solutions Europeが提供しているサイネージ向けディスプレイに使用する事が発表されています。
https://www.nec-display-solutions.com/p/hq/en/news/dp/Products/Shared/News/2016/PressReleases/Company/RaspberryPi/RaspberryPi.xhtml

Compute Module 3のセットアップ

Raspberry Pi 3と若干異なる点があります。以下の記事を参照してください。

11
9
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
11
9

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?