手元の Raspberry Pi 3B+ は 5 年前に IoT の小手調べのために購入したものであるが、その後、使途が定まらないまま放置されていた。
これを有効活用するため、メディアサーバーである Emby をインストールして、宅内のどこからでも PC やスマートフォン の web ブラウザで音楽鑑賞できる環境を構築した。
追加のコストは 128GB の MicroSD カード ¥1,280 と (バター) ケース ¥110 の ¥1,390 である。
運用を開始して二週間ほど経過したが何の支障もなく稼働している。
Raspberry Pi OS・オーディオファイル
Raspberry Pi OS (Legacy, 64-bit) をインストールした。
オーディオファイルは老朽 PC 上の Rhyrmbox で利用していたもの(CD 約 300 枚分)をホームディレクトリ直下に作成した Music ディレクトリにコピーした。
Emby
下記の記事通りで全く問題なくインストールできた。
ただし、次の画面の 1. では上記の /home/user/Music を入力した。
メタデータの編集
オーディオ・ファイルのタグはアルバム/楽曲のページの鉛筆アイコン(Edit Metadata)またはホーム画面左上隅の ≡ をクリックして表示される「メタデータマネージャ」から GUI で変更することができる。
さらに、タグを一括変更する場合は次のように mutagen という外部ライブラリを用いた Python スクリプトで作業を省力できる。
# Pythonでmp3などのID3タグを編集するmutagenの使い方
# https://note.nkmk.me/python-mutagen-mp3-id3/
# PythonでFLACファイルのタグを扱う方法
# https://tranphonic.hatenablog.com/entry/2014/11/09/225201
from mutagen.flac import FLAC
import glob
import re
wild = "./source/*.flac"
reg_obj = re.compile("(.*Disc )([1-6])(\].*)")
for f in glob.glob(wild):
audio = FLAC(f)
print(audio["title"])
# audio["album"] = "BEETHOVEN SYMPHONIES"
# audio["artist"] = "Royal Philharmonic Orchestra"
# audio["albumartist"] = "Royal Philharmonic Orchestra"
# audio["discnumber"] = reg_obj.split(f)[2]
audio["genre"] = "Pop" # "Classical;Beethoven"
audio.pprint()
audio.save()