本来、仮想ディスクを複数追加すると、仮想マシン.vmdk , 仮想マシン_1.vmdkと連番が付きますが、仮想マシンをデータストアまたぎで移行したりすると、この連番とかハードディスク番号が変わってしまうことがあります。
そのままでも稼働には影響ないですが、スクリプト組んだりするときにややこしいことになりますね。
こんな感じ。scsi番号でいうと(0:0)なので1つめですが、ハードディスク番号が2になっているので、ハードディスク2の方が上にきてしまっています。
また、本来つかないvmdkファイル名に連番_1がついています。
これらを綺麗な順番に直していきます。
ちなみに、同じデータストアに配置された仮想ディスクのVM名フォルダに(1)とかがついていて分散されてしまっている場合↓
[DATASTORE]仮想マシンフォルダ/仮想マシン名.vmdk [DATASTORE]仮想マシンフォルダ(1)/仮想マシン名_1.vmdk
はStoragevMotionで一時的に別データストアに移すと自動で統合してくれます。
バージョンはESXi6.5。
vmdkファイル名を修正する
対象の仮想マシンを停止して、ESXiホストにSSH接続し以下コマンドを実行
cd vmfs/volumes
cd DATASTORE_NAME
で対象データストアに移動し、
vmkfstools -E VMNAME_2.vmdk VMNAME.vmdk
のようにvmkfstools -E 変更前 変更後
で修正します。
lsで確認すると名前が変わっているのでこれでOKです。
SCSI番号を修正する
vmx構成ファイルを直接修正でもできますが、vCenter上からやる方が安心です。
停止させた仮想マシン右クリック→「設定の編集」より、
ついているハードディスクの右端Xをクリックして削除します。
(※"データストアからファイルを削除します"にはチェックを入れないこと!)
その状態のまま、新規デバイスメニューから「既存のハ―ドディスク」を選び、先ほど修正したvmdkファイルを順に追加していきます。
この時、"仮想デバイスノード"の項目がSCSI(0:0)ハードディスク1
から順番になることを確認します。
(2つめはSCSI(0:1)ハードディスク2
)
OKをクリックし、パワーオンすると綺麗な状態になっているはずです。
ハードディスク番号は変わりましたが、SCSI番号は変わっていないので、OS上で認識させたドライブも変わりありません。
以上。