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【ESET】オフライン構築メモ

Last updated at Posted at 2020-07-17

似たような名詞が多くてややこしかったのでメモ。
ESET filesecurity バージョン 6.5
最後に6.5以降の手順もあります。

ライセンス認証

オンライン:

製品認証キー入れれば一発です。

オフライン:

ユーザーズサイトよりオフラインライセンスファイルを作成します。
①ESET Remote Administrator(ERA)のライセンスメニューより、「オフラインライセンスファイル」からサーバトークンをコピーする。
②ESET Lisence Administrator(ELA)メニューの「オフラインライセンス」よりライセンスファイルの追加をクリック。
③RemoteAdministratorによる管理を許可するにチェックを入れ、①のトークンを入力し、「生成」をクリックし、ダウンロード。
④ダウンロードしたファイルをERAサーバに配置し、①のメニューのトークン表示下の参照からアップロードする。チェックマークが付いたら画面左下の「ライセンスの追加」で適用。
20181031170726.jpg

ERAからのエージェント展開  

オンライン:

オールインワンインストーラを作成します。
ERAで作成後、提供されているremoteツールで展開すれば、クライアント側での操作不要でエージェントと指定したセキュリティ製品のインストール・アクティベート・グループ分けまでしてくれます。

オフライン:

外部にあるリポジトリを見に行けないのでインストーラは作成できません。
外部接続のあるコンピュータでESETサーバからリポジトリをダウンロード・複製してHTTPサーバをたてる方法がありますが、容量200GBを超えるのでリソースに限りのある場合はキツいと思います。
よって、エージェントと製品のインストーラを個別に導入するしかありません。
エージェントを導入する際、「ServerHost」にERAのIPアドレスとwebコンソールのパスワードを入れれば勝手にERAに仲間入りしてくれます。
アクティベートはオフラインライセンスを使用しましょう。 

ウイルス定義ファイルの更新

オンライン:

自動でダウンロード・適用されます。

オフライン

ユーザーズサイトから定義ファイルをダウンロードして、ERAサーバの任意のフォルダに展開します。
①ここでは例として、「C:\ESET_UPDATE\」を作成し、直下に定義ファイルのzipを展開します。またフォルダは共有化しておきます。
②ESETの詳細設定メニューを開きます。
③アップデートサーバ欄の"AUTOSELECT"を外し、①で作成した"C:\ESET_UPDATE"をいれます。
これで手動アップデートできます。いちいちユーザーズサイトから定義ファイルを持ってくるのが面倒ですが、、、
ちなみに他にもサーバーがいる場合は、各設定のアップデートサーバ欄に
"\参照先サーバのIPアドレス\C:\ESET_UPDATE\"
を入れれば見に行ってくれます。


本手順はすべてオフライン想定ですが、1サーバのみオンラインにして各エージェントに定義ファイルを配布する場合が多いと思います。方法は以下

マスターサーバだけオンラインにして、オフラインのエージェントに自動で配布適用したい場合:

よくある(と思われる)構成。マスターサーバにミラーツールを導入します。

①マスターサーバのCドライブ直下に"ESETMirror"フォルダを作成。

②ユーザーズサイトからダウンロードしたミラーツールを展開するとできる「win32」というフォルダを①で作成したESETMirrorフォルダ直下に配置。

③オフラインライセンスファイルを同じ場所に配置。

「mirror.bat」を作成し、同じ場所に配置。
記述内容は以下。

cd /d %~dp0
MirrorTool.exe --mirrorType regular --intermediateUpdateDirectory .mirrorTemp --offlineLicenseFilename c:\ESETMirror\win32\offline.lf --outputDirectory .mirror --excludedProducts ep4 ep5

「offlineLicenseFilename」は配置したオフラインライセンス名
「excludedProducts」は製品バージョンに合わせて不要なリポジトリを除外

これでmirror.batを実行すれば最新のウイルス定義ファイルをダウンロードし、C:\ESETMirror\win32\.mirror\eset_updに置いてくれます。

⑤ダウンロード完了後、eset_upd以下の定義ファイルのフォルダ(ここではep6)を共有化。

⑥エージェント側の設定。ESET詳細設定のアップデート・ミラーサーバー欄を以下画像のように設定。⑤で共有化したパスを入れて、ユーザー名・パスワードはマスターサーバのOSのものを入れます。
20181031172854.jpg
クソザコ画質

これでエージェントへ配布できます。配布というよりエージェントが各々見にいくという感じですが。
台数が多ければポリシーでまとめて設定しましょう。

”AUTOSELECT”設定とは違い、最新のウイルス定義がリリースされると即適用されるものではなく、都度「mirror.bat」を実行する必要があるので、自動化ならタスクスケジューラに登録すればOK。

アップデートミラー機能

バージョン6.5以降は以下手順もできます。
アップデートミラーという機能なんですが、内臓のHTTPで公開→参照先を底に指定することで定義更新できるというものです。名前に"ミラー"が多すぎてややこしいんだよぉ

設定箇所は同じ項目にあります。
20190722170812.jpg
①外部接続できるERAの入った、Filesecurity適用のポリシー編集または対象サーバの詳細設定から、[アップデートミラー]の項目へ

②アップデートミラーの作成にチェックをいれる。

③ストレージフォルダーに任意のディレクトリを指定する。

④HTTPサーバを有効化する。ユーザ名・パスワードは空でOK

⑤サーバポートが"2221"になっていることを確認する。

---こっからエージェント側の設定

⑥エージェント側のポリシー編集または個別の詳細設定より、[アップデート]→[モジュールアップデート]へ移動

⑦自動選択をOFFにし、カスタムサーバに"http://ERAサーバのIP:2221"
をいれる。ユーザ名・パスワードは空でOK

これで、マスター側が更新されるとエージェント側も自動で更新できます。こっちの方が楽かもしれませんが、HTTP通さないといけないので注意です。


いじょう。

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