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VMware Cloud Disaster Recoveryを使ってみる。(その2)

Last updated at Posted at 2023-03-07

CloudConnectorの導入、Protection Groupの作成

はじめに

ここでは、VMware Cloud on AWSのアドオンサービスである、VMware Cloud Disaster Recoveryについて実際の動作やセットアップ方法、切替イメージなどを書いていきます。

このBlogはエンジニアさん向けのナレッジ提供を目的としています。
内容は極力精査して書いておりますが、保証されるものではありません。
ご了承ください。

おさらいと今回の流れについて

前回は、VMware Cloud Disaster Recoveryで

  • API tokenの登録
  • Cloud file systemの作成
  • Protected siteの作成
    まで実施しました。

今回は

  1. ConnectorのDeployを行います。
  2. Protection groupの作成します。

今回のゴール

Connectorのデプロイと、Protection Groupの作成が完了すると、
保護対象のSDDC(オンプレミス)から、定期的にVCDRに保護対象の仮想マシンの複製が開始されます。
次回の、Recovery SDDCの作成から先は、実際にDR発動時に行うオペレーションとなります。

SDDCを常時稼働させる、パイロットライトの場合は既存SDDCにVCDRを統合することも可能ですが、
今回はオンデマンドでSDDCをデプロイする方式を記入します。

ここからは実際の画面で進めます。

画面キャプチャはラボ環境です。
2023年2月現在の画面となります。

  • 毎回ラボ環境と書くのは、一部の方から心配して連絡が来るからですね・・・:p

1.コネクタOVFのダウンロード

  • Protected sitesをクリックし、DEPLOYボタンを押下します。
    image.png

  • 画面上のAppliance OVA URLをコピーして、vCenterにOVFをデプロイします。
    image.png

  • OVFのデプロイの詳細な手順は割愛します。(場所だけ)
    image.png

  • デプロイが完了したら、PowerONして、WebUIを開きます。
    UserID:admin
    Password:vmware#1
    でログインします。
    1.Orchestrator FQDNを入力
    2.Passcodeを入力(前の画面のSite-specific passcode)を入力
    3.ConnectorのLabelを入力します。
    image.png
    成功すると以下の画面が表示されます。
    image.png

  • セットアップ先がSDDC(VMware Cloud on AWS)の場合は、Gateway Firewallのポリシーが自動的に作成されています。
    CGWはこちら
    image.png
    MGWはこちら
    image.png
    ユーザがポリシーを作らなくてよいのは楽です。(オンプレミスでセットアップする場合は必要です)
    セットアップ後に以下のエラーが表示される場合があります。
    CGW(Connectorをセットアップしたセグメント)から、vCenterのPrivateアドレスに接続ができる必要があるため、ポリシーを追加してください。
    image.png
    TKY01というポリシーがCGWのセグメントのプライベートアドレスが定義されています。
    image.png
    NSX-Tに外部と内部という概念はないため、PrivateとGlobal IPが今回しても問題ありません。
    コネクターのセットアップは完了です。

2.Protection Groupの作成

  • Protection Groupを作成します。
    Protection Group = 保護対象する仮想マシンのグループです。
    バックアップ頻度などをあわせられるものをまとめます(システム単位など)
    image.png
    1.グループ名を入力
    2.high-frequency snapshotsを選択(デフォルトオン)
    3.保護対象のVMを選ぶパターンを選択します。
     名前のパターン
     タグのパターン
     フォルダのパターン
    が選択可能です。
    image.png
    ここでは、Work*とついている仮想マシンを選択します。
    Previewを押すと検索結果が参照可能です。
    image.png
    問題がなければ、OKをおして一つ上の画面でNEXTを押下します。
    4.取得頻度を選択します。
    取得頻度は、メイン→VCDRをへの複製頻度となります。
    時間は単位で選択可能です。
    image.png
    時間の単位はこちらです。
    image.png
    複数選択すると、頻度を30分は開けるように促されます。
    image.png
    ちなみに、保持期間はこちら。
    image.png
    セットアップが完了すると、Protection Groupsに表示されます。
    image.png

セットアップ後の画面について

  • 先ほどセットアップしたProtection Groupが稼働しているときのDashboardには複製の方向と速度が表示されます。
    image.png
  • Protection Groupsの画面には、グループ一覧が表示されます。
    image.png
  • 開くと、右上に手動のSnapshot取得ボタンがあります。こちらを押すとその場でバックアップ取得が可能です。
    image.png
  • TAKE SNAPSHOTボタンを押すと、保管期間の選択が可能です。
    image.png
  • 押すとそのまま、即座にバックアップが始まります。(vCenterの抜粋画面です)
    image.png

次回は復元編の予定です。

最後までご覧頂きありがとうございました。
次回は復元編をリリースします。

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