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FSx for Netapp ONTAPがre:Invent 2022でUpdateされたので早速デプロイしてみる。

Last updated at Posted at 2022-12-09

本記事は、AWS Ambassador Advent Calendar 2022の10日目の記事です。

はじめに・・・。

今年のreInventはラスベガスに参戦しています。初めてのラスベガスです。
成田からロス経由のラスベガスですが、いろいろ波乱があり大変でした・・・。(ノンテクニカルなBlogもそのうちまとめる予定・・)
今日は、reInvent2022でアップデートされた、FSx for Netapp OntapのUpdateについて早速デプロイしてみようと思います。

ちなみに、FSx for Netapp ONTAPのアップデートのリンクはこちらです。(まだ英語です)
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2022/11/amazon-fsx-netapp-ontap-doubles-maximum-throughput-capacity-ssd-iops-file-system/

アップデートのメインは、Bandwidth(帯域)とIOPS(性能)の大幅な向上です。VMware Cloud on AWSのデータストアとして使うなどの用途もでてきたので、このアップデートは非常に大きいです。
IPアドレス関連では、VPC内部の未使用アドレスでMulti-AZが組めるようになったことあります。
(従来はVPC外部アドレスがデプロイ時に必須でした。)

このアップデートで、VPC内部アドレスになるので、Transit Gatewayが不要になると想定していましたが、
帰国後に実際に動かしてテストしたところ、Transit Gatewayを通さないと外部から通信ができないことが
判明しています。
詳細は継続調査中です。AWSさんとも少し会話しましたが、このBlogの公開段階では、Transit Gatewayが必要と考えています。
もう少し細かく調べてからリリースしようと思いましたが、Advent Calenderの記事用なのでお許しください。

-> 残念ながら、Transit Gatewayは必須とのことです。

ちなみに・・・。
現地(ラスベガス)にPC持ち込んでデプロイして動作まで確認しましたが、実査にネットワークを作ってテストまでは時間がとれませんでした・・・orz
次回(もしいけたら)、出国前に準備してからですね、思いのほか忙しかったです。

デプロイ時の画面にて、IOスケールアップの拡大。

では、早速本題です。

東京(未適用)とオレゴン(適用)の画面の比較です。

  • 東京のIOPS
    最大80,000IOPSとなっています。
    image.png
  • 東京のBandwidth
    最大2048MBpsとなっています。一般的スループットの単位だと16Gbpsぐらいです。(FibreChannel接続相当ぐらい)

image.png

  • オレゴンのIOPS
    160,000IOPSに拡大されています。
    image.png
  • オレゴンのBandwidth
    最大4,096MBpsになっています。上記と同じ単位だと32Gbpsです。(Infiniband接続相当ぐらいですね)
    image.png

BandwidthとIOPSはあとからでも拡張できますが、課金対象になりますのでご注意ください。

デプロイ時のネットワークパラメータまわりです。

  • アップデート内容です。
    VPC内部の未割り当てアドレス(TGW不要) or 外部アドレス(TGW利用)or アドレス範囲指定(IPを指定したい人用)
    今回は、VPC内部(172.21.160.0/21)内部アドレスですが、こだわって設定しました。
    image.png

SVM関連のパラメータのアップデートです。

  • アップデート内容です。
    Snap Mirrorなどで利用するためのVolumeがGUIで作成可能となりました。
    今までCLIで作成しないとダメだったので、ちょっとだけ便利になりました。
    image.png

実際にデプロイしてる。

実際にデプロイ後の画面とRouteTableの変化をみていきます。

  • まずはファイルシステム
    IOPSとBandwidthは最小限です。(高額なので・・・)
    image.png
    image.png
  • SVMはこちら
    image.png
    アドレスもろもろ、想定通りに作成されています。
  • 最後にRoute Tableです。
    仮想アドレスがENIに向かって設定されています。
    image.png

まとめ(感想含む)

  • まとめ
    今回のアップデートでは、IOPSとBandwidthのアップデートと、ネットワーク周りのアップデートが入っていました。
    IOPSとBandwidthはVMware Cloud on AWSのデータストアとして使う場合に有用と想定しています。
    ネットワーク周りでは、VPC内部のセグメントで作成できるようになったので、アドレス設計が楽になります。
    Transit Gatewayを用いない構成でのテストはもう少し時間をかけて行いたいと考えています。

おまけ

  • VMware Cloud on AWSでも問題なく利用できました。
    今回のアップデートで、VPC内部アドレスで作成したFSx For Netapp ONTAPのデータストアですが、問題なくVMware Cloud on AWSからも利用可能でした。500GBで作成してます。

上記のキャプチャはオレゴンですが、このFSxはSDDCの動いている東京で再度作成しています。

image.png

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