それはre:Inventの直前に突如出現しました。
Elastic VMware Service
https://aws.amazon.com/jp/evs/
AWSが提供する、VMwareベースのハイパーバイザー提供サービスです。
re:Inventの当日にPreviewの申し込みも可能となっています。
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2024/12/amazon-elastic-vmware-service-preview/
実際に受けたセッションから情報
このサービスはまだPreview段階です。GAするタイミングで仕様が変更されている場合があります。
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こちらのセッション(オープン)から入手した情報をベースに書いています。
加えて講師の方に質問した情報などを織り交ぜて解説します。
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EVSの仕様は以下の通りとのこと
・当初はセルフサービスでの提供、マネージドは少し先?
VMCのようなフルマネージドではなく、どちらかというとOCVSに近いと思われます。
vCenter/ESX/NSXのバージョンアップや基盤監視はユーザ側で行う必要があると想定します。
・インスタンスはi4i.metalのみ、4ホストからスタート。
64core/1024GB/8x3750GB x 4の規模です。単純に計算すると(256core/4096GB/32x3750GB)。
VCFライセンスも結構な額になるかなと想定。
個人的にはi3.metal x 3Hosts+FSxNぐらいで出してほしかったですね。。
しれっと出てきているんですが、Route Server Endpointsなるものが現れています。
このエンドポイントですが、BGPを終端して、Route Tableに流し込むためのエンドポイント(Route Refrectorみたいやなつ?)のようです。これ普通のエンドポイントとして作れるなら大きなアップデートじゃないかなと思います。
登壇者の方に聞いたところ、現段階では接続制限はないらしいが、GA時にはどうなるかわからない。NSXと書いてあるのはEdgeでBGPのPeerを張るとのこと。FortigateとかPaloaltoとかSD-WANとかと張れるならいろいろ使い道はありそうだけど。HCXのMONを使うと/32で経路が流れてくるので、サマライズするなりフィルターかけるなりしないとちょっと危なそう。
VMCに関連するところはあまり良いニュースがなかったので、ちょっと楽しみが増えました。できれば年末ぐらいには触りたかったけど、4ホストi4i.metalは稼働させるにはちょっと勇気がいるので、Priview申し込みつつ待っていきたいと思います。