6
4

Nutanix Cloud Clusters on AWSを動かしてみる。(デプロイ編)

Last updated at Posted at 2024-07-27

はじめに

オンプレミス界隈では何かと話題になるNutanixですが、実はAWS上でも動かせるというのが最近話題になっています。
AWS上で稼働するハイパーバイザーといえばVMware Cloud on AWSが代表例ですが、VMware Cloud on AWSのエンジニアの視点から、Nutanix Cloud Clusters on AWS(以降NC2 on AWS)を実際に動かしてみました。

今回は稼働させてみただけです。
時間を作ってもう少しキャッチアップしていきます。
そして、少しずつ手直しします。。

エンジニアさん向けのナレッジ提供を目的としています。
内容は極力精査して書いておりますが、保証されるものではありません。
ご了承ください。

準備するもの

  1. AWSのアカウント
  2. MyNutanixのアカウント
  3. (オンプレみすから使うなら)DXまたはVPN環境
  4. metalのインスタンス使えるぐらいのお財布

これだけです。(4番が多少ハードルが高い)
NC2 on AWSは30日の評価版が利用できます。

今回やってみたこと

  • 場所はus-west-2でデプロイ(安価なので・・・)
  • MyNutanixのCloudポータルから、AWSアカウントの登録
  • NC2 on AWS用に専用のVPCはNC2のCloudformationでデプロイ
    今後は事前に手で作れるようにしたいと思う。
  • オンプレミスからVPNを接続(IPSec+BGP)
  • AHVを稼働させて、Prismまでアクセス
  • デプロイしたClusterをTerminate(廃止)

次回(溶かせる時間を作ってやること)

  • ISOイメージをアップロードし仮想マシンを動かしてみる
  • Flow Virtual Networkを試す
    本命は分散FWとL2延伸です。
  • Clusterのハイバネート(NC2は一時保存&停止ができる模様)

とりあえずデプロイして触ってみましたが、溶かす時間とナレッジの蓄積は確実に必要
まとまった時間を作らないと触れないことが今回の収穫です。(ポジティブに考える)

実際のデプロイの様子はこちら

ポータルセットアップ

  • MyNutanxポータルの下の方にNC2の入口があります
    image.png

  • Try NC2と Ready to Start using NC2のいずれかを選択
    本稼働は下を選択。今回は上のTry NC2を選択しました
    image.png

  • サービス許諾の画面がでてきます
    ちゃんと一読しておきましょう。(本人は迷わず押したけどね)
    image.png

  • ポータル画面に遷移します
    Cluster作成の前にOrganizationsでセットアップが必要です。
    Organizationsはテナントと思ってください。
    image.png

  • Organizationsに遷移します
    デフォルトのOrgが既に作成済みです。Orgの右端の|の部分を押して、Cloud accountsを登録します。
    image.png

  • Cloud accounts登録画面です
    右上のAdd Cloud Accountを押下すると、クラウド登録画面に遷移します。
    image.png

  • CSP登録画面です
    AWSを選択しAccount IDを入力すると、Open AWS ConsoleでCloudformation画面に遷移します。
    Cloudformationの処理が終わったら、Verify Connectionをおしえて完了させます。
    リージョン選択も可能なようです。

  • Verifyまで完了
    下のチェックボックスをチェックして右下のボタンを押下すると登録が完了します
    image.png

  • Cloud account登録完了
    Organizationsの設定はこれだけ行いました
    もう少しいろいろやらないと行けないかもしれませんが今後ということで
    image.png

Clusterデプロイ

  • Clusters画面からデプロイに入ります
    image.png

  • Create Clusterを押下します
    目的を選択します。General PurposeかVDIか?
    今回はGeneral Purposeを選択しました。
    image.png

  • 一般情報を入力/選択します。
    -> クラスタ名
    -> ORG選択
    -> クラウドアカウント選択
    -> リージョン選択
    -> AZ選択
    image.png

  • Software and Licenseing
    -> ライセンスを選択(NCIかAOSか?)
    -> バージョン/ソフトウェアティアを選択
    -> Add-onを選択
    次へ遷移します
    image.png

  • Capacity and Redundancy
    インスタンスの種別と台数を選びます。
    今回はテスト目的で、z1d.metalの1台を選択(注釈は本番で使えないよ的なアラートです)
    Redundancyは1(冗長化なし)を選択します。
    RF2/RF3の概念はNutanixのポータルでご確認ください。

  • Networking
    新規 or 既存、新規の場合はNWアドレスを入力します。Flowは入れてみましたが別途(触れなかった)
    SSHのキーはホストにログインするようです。既存も利用できるようです。
    Access Policyは、PublicからPrismにアクセスさせるかさせないかを選択します。今回は外から入る前提にしました。
    image.png

  • Cluster Protect
    中略します(今回は流しちゃいました)
    image.png

ー Prism Central Configration
Prism Centralのサイズやバージョンを選択します。
デフォルトのパスワードはこちらに表示されます(要メモ)

image.png

  • Summary
    こちらで設定内容を確認して適宜修正します。
    問題がなければCreateで作成開始します。
    image.png
    image.png
    image.png
    image.png

  • Deploy中
    大体1時間~2時間程度かかります。
    AHVデプロイ後にPrism Centralや他のアプライアンスがデプロイされていきます。
    image.png

実際にアクセスしてみる

  • PrismのURLはポータルからになります。ALBのURLになります。
    image.png

  • ログイン画面はオンプレで動かすAHVと同じです。ID/Passwordを入力します。
    ポートはPrism標準の9440、社内からのアクセスは厳しいかも(普通ハイポートは通らないと思う・・)
    image.png

  • 初期ログインでEULAとパスワードの変更、そしてPulseの選択が入ります
    こちらがパスワード変更
    image.png
    次にEULAの登録
    image.png
    そしてPluseの登録
    image.png

  • みなれたAHVの画面がでてきます。
    image.png

Cluster Terminate

時間の都合でデプロイして1時間もせずにTerminateしました。
キャッチアップが目的だったのでとりあえず・・。

  • TerminateはNC2 on AWSのポータルから
    image.png

  • Terminateの画面です
    スケジュールで落とせるのが、チョット面白いかも。
    image.png

  • 最後の意思確認はCluster Nameを入力します。
    image.png

簡単にまとめ

  • Nutanix Cloud Clusters on AWSは、Nutanixのポータルからデプロイを行う
  • 30日の評価版がある
  • インスタンスが選べる(例:z1d.metal、VMCと異なり指定が少ない)
  • Prism Centralは相変わらずCPUとメモリを食う(汗/なんとかならんかね)
  • Flow Virtual Networkingはこれから
  • ハイバネート(レジューム)も使えるっぽい
  • 消えるときはあっさり消える。

次回は・・・。

今回は時間の都合で動かしただけとなりましたが、次回はもう少しいろいろ触っていこうと思います。
デプロイが思ったより簡単にできることが今回の一番の収穫でした。

6
4
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
6
4