この投稿はvExperts Advent Calendar 2024の14日目の記事です。
RVTOOLについて
RVTOOLはVMwareの仮想基盤で稼働するリソースデータを精緻に取得するためのTOOLです。
利用用途は以下の目的が考えられます。
- 3Tierの仮想基盤からVMwareのHCIやNutanixのHCIにマイグレーションする場合
- オンプレミスからクラウド(SDDC)にマイグレーションする場合
- オンプレミスからクラウド(Native)にマイグレーションする場合
従来の目的は、1や2の利用用途が多かったんですが、re:Invent 2024で発表された、VMwareのワークロードマイグレーションをAmazon Q Developerで分析するこちらのサービスでも、RVTOOLのデータをインポートすることで、クラウドネイティブな環境に持って行くリファレンスなども可能となってきます。
VMware Cloud on AWSのSizerとGCVE(Google Cloud VMware Engine)はこちら
https://vmc.vmware.com/sizer/home
NutanixのSizerはこちら(My Nutanixへのログインが必要です)
https://sizer.nutanix.com/#/home
Amazon Q Developer transformation capabilities for VMware
こちらは、AWSさんのBlogです。私も年内には動かしてみたいと思いますが・・・。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/getting-started-with-amazon-q-developer-transform-for-vmware/
今後VMWareの仮想基盤の正確なデータの把握が諸々の事情で必要不可欠になることも想定されます。
誤家庭持ちで、ご自身でこのあたりのデータを取り扱うかもしれない方は、ぜひキャッチアップいただければと思います。
RVTOOLの入手と実行
RVTOOLはこちらで入手可能です。
ダウンロードしたバイナリをそのままダブルクリックでインストールが可能です。
https://www.robware.net/home
Downloadのタブからダウンロード可能です。
RVTOOLはWindowsのPCで稼働します。
RVTOOL活用例
実際にNutanixのSizerに入れてみました
実際にVMCのSizerに入れてみました
最後に・・・
実際にサイジングを行う場合は、RVTOOLのデータに加えて、Sizerのパラメータをきちんと把握することも大切ですが、手計算で計算するより遙かに楽にサイジングできるので、ぜひキャッチアップいただければと思います。