VMware Cloud on AWSでSDDCのCluster名が変更できるようになったよ。
複数のClusterを使っているお客さまには、うれしいアップデートです。
FQDNだけだとわかりづらい・・。
はじめに・・・
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きっかけはこの方のTweetから・・・。
某社VMware Cloud on AWSのスペシャリスト Masa Toyodaさん
お仕事もかかわっているリアルなお知り合いです・・。
https://twitter.com/masatw_itter/status/1655439050692763648
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VMwareのサイト眺めたところ・・・。
Cluster名変更できるようになっとる・・・。これは試さねば。
という感じです。
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これ地味に便利です。
VMware Cloud on AWSはManagedなので、Cluster名とかDatacenter名とか変更できません・・・。
SDDCのFQDNで判断するしかないのです・・・(メチャやりづらい)
定期的にハンズオンでシンガポールと東京にSDDC建ててますが、
毎回再構築しているので覚えられません・・・。 -
ということで、早速リネームできるかやっていきます。
今回もエンジニアさん向けのナレッジ提供が目的となります。
内容は実際に動かしてテストをしており、十分に注意して書いておりますが、間違いなどが
ある場合があることをご了承くださいませ。(適宜修正しております・・・)
実際にやってみる。(失敗編)
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1ホストのSDDCで実際にClusterのリネームしてみます。
こちらは、Cloud Service ConsoleのSDDC管理画面
詳細を表示でCluster一覧が表示されます。そこから当該のClusterを選択しCluster名を変更できます。
では2ホストにしましょう。(簡単に言うな。。。)
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2ホストに増強します。
この画面から実施します。右上のスケールアップを押す。
追加するホストを選択します。ここでは1を選択。
”ホストの追加”を押せばホスト追加がスタートします。
ぐるぐるぐるぐる
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After
ホスト追加後のSDDCのvCenterです。
1ホスト追加されてWitnessが増えているのも分かるかと思います。
ちなみに、2ホスト拡張時にNSX-ManagerのCPUが4CPU->6CPUにスケールアップされます。(NSX-Mangerがシャットダウンしています。)あとはDRSでリバランスかかったりしますので、ユーザ解放後も自動的に変更プロセスが走っていきます。
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余談ですが・・・。
通常のホスト追加は実は1時間ぐらいで完了します。(今回は1.5時間ちょっとかかってます)
ホスト数は、1->2->3はOK、3->2はOKですが、2->1は変更不可能となります。
また2->3と3->2はWitnessが動いて、リソースも変更されるので解放までに時間かかります。
1->2はWitnessの構築や、VSANの再構成など他のケースに比べて時間がかかるようです。
そしてWitnessはm5.xlargeらしいです。
では再度リネームします。
最後に・・・。
コンテンツ作成にあたり、2件補足です。
このSDDCのFQDN見えちゃってるけど大丈夫か?
このQiitaをリリースするタイミングでは、このFQDNのSDDCは存在しません。
削除ずみとなります。
めったに見れないCloud Service Consoleのメンテナスに出くわしました。
- 週末に作業される方、メンテナンス時間にご注意ください。
VMwareのCloud Service Consoleのメンテナンス中の画面です。
vCenterなどは問題なくログインできまうし、ワークロードも問題なく動いていますが、
VPNやNSX-Tの設定画面に入れないので注意が必要です。
これで終了です。
今回も最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。