新しいPCが欲しくて彷徨っていたところ、CPUにはIntel以外にAMDやその他の種類があることを知り、CPUとは別に画像処理担当の「GPU」の存在を知り、GPUにはCPU内蔵型のものと外付けのものがあると知り、それとは別個に「APU」という存在があることを知り、今回は「APU」について覚書したい。
ぜひCPUについて迷走した拙記事もお目にしていただけたら幸いだ。
APUとは〜Accelerated Processing Unit〜
APU(Accelerated Processing Unit)とは、CPUとGPUを統合したプロセッサーのことで、AMD製のグラフィック機能を内蔵したCPUに使用されます。
高性能な内蔵グラフィックに注目!AMDから最新APU「Ryzen 8000G」シリーズが登場
最近できたものだと思っていたのだが、2006年から開発されてきているとのことだ。
人類、凄い。
"APU"とは、AMDが2006年から開発を行なっている、CPUとGPUとを合成・統合させた新しい製品の名称とのことである。
「CPU」、「APU」と2文字を同じくしているため一般名詞のように聞こえるが、固有名詞とのことだ。
「ポテト」や「ハンバーガー」はジャンクフードの一般名詞だが、「ハッピーセット」はマクドナルドの最強な固有名詞なので、「APU」とはハッピーセットのようなものだと捉えて良いだろう。()
難しく考えすぎていたが、一言で表すとAMDが作った「GPU内蔵CPU」のことだった。
Acceleratedとは
加速する、早くなる の意
「acceleratedとは 意味・読み方・使い方」、weblio
Acceleratedには「加速する」という意味があるため、和訳的には「加速処理装置」のようになるのだろうが、あくまでもAMD社の開発製品であるため、Intelや他社が同様の製品を指す場合には「GPU内蔵CPU」や「統合グラフィックス」などと表現している。
また、内蔵GPU、統合GPU以外の表現に「iGPU(internal GPU)」というものがあるようだ。(気づかずにまた記事を量産するところであった)
iGPU(internal GPU)とは、グラフィック処理に特化したGPU(Graphics Processing Unit)のうち、CPUやチップセットなどの一部として実装されたもの。
「iGPU 【internal GPU】 内蔵GPU / 統合GPU」、IT用語辞典 e-words
APUの特徴
「APU」がGPU内蔵CPUということがわかったが、外付けGPUを利用した場合と何が違うのか、むしろ外付けGPUを使う方がサクサク画像処理加速できるのではないかとイメージをしていたが、下記の画像を見て、考えを改めさせられた。
画像参照:Hybrid CPU/GPU/APU accelerated query, insert, update and erase operations in hash tables with string keys
画像を見ると、「GPU」と「CPU」のメモリが同期されていることが読み取れる。
つまり、仲を遮る天の川がなくなり毎日七夕状態の織姫と彦星で笹の葉に吊り下げられたお願い事をうまいこと叶いまくり状態、のように、いい感じに画像処理と汎用処理のメモリが共有されいい感じになっていることがわかる。
まとめ
「APU」とはCPUを開発しているAMD社が作ったGPU統合型CPUである。
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