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Oracle Data Visualization DesktopからAutonomous Data Warehouseにデータを簡単投入する

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最近、個人的にですがバージョンアップで一気に使いやすくなったと感じているOracle Data Visualization Desktop(以下DVD)のTipsをご紹介します。

DVDはデータを可視化するためのソフトで、同様の製品だとTableauあたりが有名です。DVDはサポートなしで使うだけなら無料なので個人的に自宅のPCにも入れて使っています。

とはいえ、業務用として数十万から数百万行以上になるデータを扱うと、やはりバックエンドDBにはAutonomous Data Warehouseが欲しくなります。大量データ投入時にはオブジェクトストレージからのインポートが推奨されていますが、ちょっとした分析で大きめのxlsやcsvを放り込むのであれば、メニューから比較的カンタンにデータ投入ができます。

ためしに、30万行くらいのデータを投入してみます。

案外簡単だったデータ投入

確認として、すでにAutonomous Data Warehouseの接続が出来ている状態からスタートします。

スクリーンショット_R1_06_12_22_18.png

画面右上の「作成」から「データフロー」を選びます

スクリーンショット_R1_06_12_22_19.png

新規のデータ(csvかxls)を投入するので、「データセットの作成」を選びます。

スクリーンショット_R1_06_12_22_20.png

データは、ドラッグアンドドロップで放り込む事ができます。

スクリーンショット_R1_06_12_22_20.png

データセットが読み込まれたので、「追加」を押して登録します。ローカルだとここまでなのですが、もうちょっと先があります。

スクリーンショット_R1_06_12_22_23.png

画面上にデータフローのチャートがあり、アイコン右側の「+」を押します。

スクリーンショット_R1_06_12_22_24.png

列の名前変更を押します。ちなみに列の選択を選ぶと不要な列を飛ばしたりできます。

スクリーンショット_R1_06_12_22_25.png

ここがTipsです。ローカルだとカラム名が日本語でも動きますが、DBに放り込むにあたり、列名を英語かローマ字などASCII文字列にかえます。ここを設定しないと、データは正しく入っているのに、列名バケバケで読めなくてとても悲しい気持ちになります。

スクリーンショット_R1_06_12_22_28.png

カラム名の調整ができたので、フローの次の「+」を押します。

スクリーンショット_R1_06_12_22_30.png

次は「データの保存」を選んでください。

スクリーンショット_R1_06_12_22_32.png

データの保存のプロパティを設定します。表名はやはり英語かローマ字のASCIIにしてください。データ保存先を「データベース接続」に変更、「接続」を記事最初に確認したAutonomous Data Warehouseの設定にあわせます。

スクリーンショット_R1_06_12_22_33.png

設定がおわったら、「データフローの実行」を選択します。

スクリーンショット_R1_06_12_22_36.png

保存確認が出るので、「保存と実行」を押してください。

スクリーンショット_R1_06_12_22_37.png

画面がグレーアウトして、データサイズにより数秒から数分待ちます。画面が復帰したらデータロード終了です。確認してみましょう。

左上ハンバーガーメニューから、データを選択します。

スクリーンショット_R1_06_12_22_42.png

直前に作ったデータがタイプDBで登録されてました。

スクリーンショット_R1_06_12_22_45.png

データをダブルクリックすると、プロジェクトが作成されます。

おわりに

実は筆者は1年以上、DVDからADWにデータを入れる方法を知らなかったのですが、覚えてしまえば簡単かつ快適でした。

面白いなと思ったのは、感覚的ですがSQL Developer直接インポートと比較して、データロードがかなり速いことです。おそらく圧縮でどかんと送ってるのでしょうか?Excelではギブアップな大きなデータでも、DVDにADWを組み合わせると快適に解析を行うことができます。同僚の前でデモをしたら、DBのセットアップから15分くらいで大きめデータ分析完了まで行けたので、このソフトがますます好きになりました。

皆様、Happy Analytics!!

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