LoginSignup
5

More than 3 years have passed since last update.

Oracle Data Visualization DesktopからAutonomous Data Warehouseにデータを簡単投入する

Posted at

最近、個人的にですがバージョンアップで一気に使いやすくなったと感じているOracle Data Visualization Desktop(以下DVD)のTipsをご紹介します。

DVDはデータを可視化するためのソフトで、同様の製品だとTableauあたりが有名です。DVDはサポートなしで使うだけなら無料なので個人的に自宅のPCにも入れて使っています。

とはいえ、業務用として数十万から数百万行以上になるデータを扱うと、やはりバックエンドDBにはAutonomous Data Warehouseが欲しくなります。大量データ投入時にはオブジェクトストレージからのインポートが推奨されていますが、ちょっとした分析で大きめのxlsやcsvを放り込むのであれば、メニューから比較的カンタンにデータ投入ができます。

ためしに、30万行くらいのデータを投入してみます。

案外簡単だったデータ投入

確認として、すでにAutonomous Data Warehouseの接続が出来ている状態からスタートします。

スクリーンショット_R1_06_12_22_18.png

画面右上の「作成」から「データフロー」を選びます

スクリーンショット_R1_06_12_22_19.png

新規のデータ(csvかxls)を投入するので、「データセットの作成」を選びます。

スクリーンショット_R1_06_12_22_20.png

データは、ドラッグアンドドロップで放り込む事ができます。

スクリーンショット_R1_06_12_22_20.png

データセットが読み込まれたので、「追加」を押して登録します。ローカルだとここまでなのですが、もうちょっと先があります。

スクリーンショット_R1_06_12_22_23.png

画面上にデータフローのチャートがあり、アイコン右側の「+」を押します。

スクリーンショット_R1_06_12_22_24.png

列の名前変更を押します。ちなみに列の選択を選ぶと不要な列を飛ばしたりできます。

スクリーンショット_R1_06_12_22_25.png

ここがTipsです。ローカルだとカラム名が日本語でも動きますが、DBに放り込むにあたり、列名を英語かローマ字などASCII文字列にかえます。ここを設定しないと、データは正しく入っているのに、列名バケバケで読めなくてとても悲しい気持ちになります。

スクリーンショット_R1_06_12_22_28.png

カラム名の調整ができたので、フローの次の「+」を押します。

スクリーンショット_R1_06_12_22_30.png

次は「データの保存」を選んでください。

スクリーンショット_R1_06_12_22_32.png

データの保存のプロパティを設定します。表名はやはり英語かローマ字のASCIIにしてください。データ保存先を「データベース接続」に変更、「接続」を記事最初に確認したAutonomous Data Warehouseの設定にあわせます。

スクリーンショット_R1_06_12_22_33.png

設定がおわったら、「データフローの実行」を選択します。

スクリーンショット_R1_06_12_22_36.png

保存確認が出るので、「保存と実行」を押してください。

スクリーンショット_R1_06_12_22_37.png

画面がグレーアウトして、データサイズにより数秒から数分待ちます。画面が復帰したらデータロード終了です。確認してみましょう。

左上ハンバーガーメニューから、データを選択します。

スクリーンショット_R1_06_12_22_42.png

直前に作ったデータがタイプDBで登録されてました。

スクリーンショット_R1_06_12_22_45.png

データをダブルクリックすると、プロジェクトが作成されます。

おわりに

実は筆者は1年以上、DVDからADWにデータを入れる方法を知らなかったのですが、覚えてしまえば簡単かつ快適でした。

面白いなと思ったのは、感覚的ですがSQL Developer直接インポートと比較して、データロードがかなり速いことです。おそらく圧縮でどかんと送ってるのでしょうか?Excelではギブアップな大きなデータでも、DVDにADWを組み合わせると快適に解析を行うことができます。同僚の前でデモをしたら、DBのセットアップから15分くらいで大きめデータ分析完了まで行けたので、このソフトがますます好きになりました。

皆様、Happy Analytics!!

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
5