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デザイナーとデザインについて話す時

Last updated at Posted at 2018-12-11

こんにちは。初めて投稿します、小林玲衣奈です。だいずというあだ名で親しまれて(?)います。
この記事はOthloTechさんのAdvent Calendarの12日目の記事です。

「デザインについての話し合い」について調べたりしたことを元に私の理解を簡単にメモみたいな感じでまとめました。

経緯

最近デザインレビューをする回数が多くなり、何を話せばいいのかわからないなあと思うことが多くなってきたことがきっかけです。
デザインについての話し合いはデザイナー同士でもあるし、デザイナーじゃない人とも話をすることがあります。本を読んだりしていたら、デザイナーに限らず話し合いをするならどんな人でも必要なこととかが見えてきました。なのでデザイナーでない方にも読んでいただけると思います。

用語を詳しく理解してみる

デザインレビューでフィードバックを獲るとか言いますが、そもそもこのカタカナは何なのか?そもそもデザインの目的って何か?といったところをまとめておきたいと思います。

デザインの目的

デザインの目的は「問題の解決」と「ユーザーにとっての使いやすさ」です。デザイナーはこれらを考えてデザインをします。

デザインレビュー

デザインの過程で行われる行為。ここでフィードバックが求められます。

フィードバック

リアクション。ここから人がデザインに対してどう感じているのかがわかります。しかし、この反応自体は重要ではありません。

理想的なレビュー

レビューとは分析方法です。つまりここでは、デザインの目的である「問題の解決」が行われているかどうかと、レビューからフィードバックを獲ることが重要です。そのために、「なぜフィードバックを頼んで、それを受けるのか?」という所と、デザインの目的をお互いにわかっている必要があります。
つまり、ここではそれでいいのかどうかを考えることがゴールとなり、このレビューの場で解決方法自体を導き出すのはゴールではないことがわかります。現在デザインで解決しきれていない部分を見つけ出すことが重要で、解決方法自体を見つけ出すことはデザイナーの仕事です。
フィードバックする人はデザインが目的達成できているかどうかについて気づくお助けをするべきで、フィードバックを受ける側はもらった意見を元にさらにデザインを強化する意欲があるべきです。

理想的な流れとしては
今回解決したい問題は何なのか?→問題を解決するデザインはどの部分なのか→そのデザインは効果的かどうか?→どうして効果的であるのかor効果的でないのか?
といった感じでしょうか。

ここでこのようなレビューが行われるためにレビューをする人と受ける人のポイントをまとめてみました。

フィードバックをする人

単なる好き嫌いでフィードバックをしないということです。これは、デザインの目的は問題解決なので、好き嫌いは重要なポイントではないためです。自分がデザインに対して思ったことや感想が相手に伝わるように理由をしっかり伝えなくてはいけません。いきなり目的の達成かどうかはわかりませんので、理由をつけて話すことで答えが見えてくると考えます。また、理由をつけて、その理由が解ればデザイナーはそれを元に新たに解決方法を考えることができます。
しかし、理由をつけるためにはデザイナーがどうしてそのようなデザインにしたのかを知る必要があります。ここで質問が必要不可欠になります。

フィードバックを受ける人

ここではデザイナーです。フィードバックを聞く人にとってまず大事なのが、この意見はデザインに対しての意見であって自分の評価には関係がないということをよく理解する必要があります。する方にもこの辺りは理解の必要がある時もあると思いますが、レビューはあくまでもデザインにであってその人の人間性を評価するものではないということです。そして、理想的なレビューでも紹介しましたが、レビューの場では良し悪しを決める場ではないということも必要です。レビューとはコミュニケーションですから、相手の反応に理解を示そうとすること、聞かれた質問にちゃんと答えることが大切になってきます。

まとめ

デザインレビューはデザインが目的を達成しているかどうかを見る場であり解決方法自体は必要でないということが一番重要で、お互いが意識することが大切ということです。デザインレビューで話さなきゃ!といった考えを持っていたけれども意外と「どうして〜?」や「なぜ〜?」ということを聞くことが大切なのだと思いました。この考えを学んだ後にレビューに望んだのですが、まだまだ難しいところもあったのでまずは対面でのレビューから実践に移していけるようになればいいのかなと思いました。そのための質問に必要なスキルや方法についても今回で得た理解をまとめる必要があると感じてはいます。

参考にした本たち

このブログは私の理解の整理のようなものなのでもっと正しく理解したい人は是非読んでみてください。当たり前だけどやっぱりわかりやすいです。オライリーの方はフィードバックを受ける方のメモの仕方までこまかーーーーく書いてあります。
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