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インターネット制大学院が存在しないことについて

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サイバー大学やUniversity of the Peopleなど、インターネット制の「学部のみの大学」は存在するようであるが、完全インターネット制の「大学院」はかなり少ないようである。
化学や物理学などは難しいかもしれないが、IT分野などは作れそうな感じはする。しかし、あまり作ったという話を聞いたことがない。
通信制の大学院などは存在するが、文系ばかりで理系はあまり聞かない。
放送大学などは情報分野では大学院があるようである。だが、インターネット制ではなく、ある程度リアルでのやり取りがあるようである。
University of the Peopleなどは、大学院の設置は検討しているようであるが、まだ実現には至っていないようだ。
インターネット制大学院が設置されない理由として、研究活動はプロジェクトで進むものということがあるようである。
先輩後輩関係があり、教授とのコミュニケーションがあって、研究成果の共有のためにはリアルでのやり取りが必要ということもあるだろう。
インターネット制では、安易に入学して安易に辞めたりということがある可能性があるということもある。
通信制では卒業率が普通の大学よりも低いということもある。

個人的には、引きこもり状態で研究活動ができないかと言うことを考えている。
例えば、世の中には、入院を余儀なくされていたり、あるいは家事や育児で外に出られない人が存在する。身体障害者などもいるだろう。
単純に大学院に行くにはお金がかかるということもある。

そこで必要なものが、そもそも「大学院なのか」という疑問が湧いてくることもある。大学や大学院という枠組みが重要なのではなく、教育や研究ができる環境が重要なのではないかと思う。

そういう意味でコーセラやEdXのようなMOOCの試みは面白いと思う。あるいは、スカゼミのようなインターネット上の勉強会などはもうちょっと注目されてもいいと思う。

僕自身サイバー大学を卒業して、今現在ニートをしながらコーセラの機械学習を受講して、機械学習のセキュリティソリューションを作れないか模索しているが、そもそもそのような自宅での技術開発において足りないものはなんなんだろうかと言うことを考えることがある。

例えば、最近は在宅ワークはあまり流行らないが、その理由として、「労務管理が大変になる」ということがある。
つまり、何時間働いたかとか、ちゃんと働いていたかとか、そういうことの管理が結構難しくなるのである。
つまり、インターネット経由だと、人間は人間をお互いに信用することができない。信用を醸成することができないといったことがある。

研究活動はプロジェクトを組んで行うものである。つまり、お互いに信用していなくてはならない。だが、お互いに信用できないと、プロジェクトを組むことはできない。
結果として、家に引きこもっていてできることとなると、アフィリエイトなどの、一人でもできるものとなる。組織が必要な仕事は難しくなるのである。

だが、インターネット経由で組織を構築する技術は、インターネット制の大学院を作ることにつながるし、インターネットベースの企業を作ることができることにもつながる。
これらは、主にコストの面でメリットがある。そのために必要なシステムとはなんだろうか。
これから色々考えていきたいと思う

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