今までの記事で、IntelのIntrinsic関数をOpenPOWERやRISC-Vにポートする方法について論じてきたが、それによって実現することについて書いていこうと思う。
以下にリストしてみる。
- WindowsがM1〜M4などのMacのAppleシリコンで動くようになる。
- ARMでWindowが動くため、Windowsが高速化する
- 今はサーバやPCはIntel系が主流だが、RISC-VやARMやOpenPOWERなどのCPUでサーバが動かせるようになる
- 比較的軽いCPUであるRISC-VやARMやOpenPOWERでサーバアプリケーションが動かせるようになるため、サーバが高速化する。エネルギー消費も抑えられる。
- PCも高速化する。バッテリー消費が抑えられ、高速化する。
- RISC-VはオープンなISAであるため、ライセンス料が要らないため、サーバやスパコンの値段が下がる。
- RISC-VはオープンなISAであるため、PCの値段が下がる
- ARMやIntelはそれぞれ英国と米国の企業によってライセンスされているため、英国や米国以外の国が自由に改造したりできない。RISC-VはオープンなISAであるため、英国や米国以外の国が自由に改造できる。
- 現時点ではサーバはソフトウェアはオープンソース、ハードウェアはプロプライエタリであることが多いが、IntelからRISC-Vへのポートが実現すれば、ソフトウェア、ハードウェア双方ともオープンソースのIntel系のアプリケーションが走るサーバが出来上がる。
- 同じく、ソフトウェア、ハードウェアともにオープンソースのIntel系のアプリケーションが走るPCが出来上がる。
- ラズパイでIntel系のアプリケーションが走る。
- ドローンなどは恐らくIntel系のCPUを積んでいないが、ドローンなどでIntel系のLinuxアプリケーションが走るようになる。
続きは後で書きます。