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アメリカの成功事例を参考にしたビジネスアイデアー3選

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アメリカの成功事例を参考にし、成功性が高いビジネスアイデアを毎週メールで発信するメルマガFrom the Alleyを運営しています。

イノベーションの発展地であるアメリカでは次から次へと新たなサービス、プロダクト、コンセプトなどが生まれており、本メルマガではアメリカでも日本でも成長性が見込めそうなものを洗い出して、幅広い業種のビジネスチャンスを共有しています。

このコミュニティの中でWebサービスで起業したい方が多いと思いますので、過去に配信したWebサービス関連のアイデアの中で読者の方に人気のあったアイデアを以下の通り貼り付けました。どうぞご覧になってみてください。

この他にもビジネスアイデアを毎週発信していますので、ご興味のある方はこちらでご登録ください。

メモ記録アプリ

roam research 人気動向.png
📈トレンド:メモ記録やタスク管理が行えるツールの分野はここ数年で好調。アメリカの多くのユーザーや投資家から注目を集めており、同分野で人気のNotionCodaなどのプレイヤーは高いバリュエーションがついている。(Notionは20億ドル、Codaは6.3億ドル)

💡ビジネスアイデア:アイデアを簡単に纏めれるメモ記録ツール

⭐️成功事例:この分野でここ最近流行しているツールはRoam Research。同社は「note-taking tool for networked thought」(=ネットワーキング思考のためのメモ記録ツール)を提供する新たなスタートアップである。同社のツールにある「双方向リンク」機能が特徴的であり、リンクを添えることにより自分が記録した情報を簡単に閲覧できる。

Roam Researchは2019年の秋からベータ版をリリースし、2020年の6月に有料プランを提供し始め、6週間で百万ドルのARR(年間経常収益)を達した。20年9月に2億ドルのバリュエーションで資金調達を実施し、アメリカではかなり話題となっている。

💰チャンス:メモ記録分野はNotion、Coda、Evernoteなどの多くのプレイヤーが存在するものの、リモートワークへのシフトなどの社会的変化が今後継続するに連れて、ユーザーニーズをより満たす新たなツールに対する需要は続く可能性が高い。Roam Researchのようにユーザーが持つアイデアを綺麗に纏めれる機能にはまだ参入余地があり、同分野はビジネスチャンスが沢山あると考える。

記事の音声変換機能

podcastle ai人気動向.png
📈トレンド:インターネットの普及に連れて、ブログ記事やニュースなど書面情報が増えている。一方で、ポッドキャストや動画など音声化されている情報源が流行しており、最近は「読む」より「聞く」ことの方が好まれている。

💡ビジネスアイデア:記事やブログを音声化できるツール

⭐️成功事例:Podcastle AIは機械学習を活用しニュース記事やブログのテキストを正確に音声に変換するChrome上の拡張機能を無料で提供するスタートアップである。同社の機能は記事やブログの内容を「ポッドキャスト化」することにより、通勤や家事などをしながら気軽に欲しい情報を聞けるためユーザーに対して便利なサービスである。

Podcastle AIは2020年7月にリリースされ、8月15日のProduct Hunt(プロダクト投稿サイト)でNo. 1のプロダクトとして選ばれた。同社はリリース以降既に5万以上のユーザーを獲得し、11月にシード資金を調達した。

💰チャンス:Podcastle AIの投資家は恐らく、同機能の機械学習技術且つ、無料でどの記事やブログでも簡単に音声化できる提供価値の点に惹かれたのだろう。日本でも同様なサービスが存在するものの、Youtubeやポッドキャストなどのコンテンツの音声化におけるトレンドが続く中で、同機能に焦点を当てるサービスは存在しておらず、今後Podcastle AIに似たサービスは起業チャンスだと考える。

レストラン向けAI音声アシスタント

phone orders 人気動向.png
📈トレンド:コロナ禍におけるフードデリバリーサービスの需要増に伴い、レストランは新たな問題点に直面している。それは、GrubhubSeamlessなどのフードデリバリープラットフォームの高手数料問題である。レストランにとってデリバリーやテイクアウトが最大の収入源になっている現状で、フードデリバリープラットフォームに対する手数料(収入の1割〜3割)は、既にコロナで収益悪化に直面しているレストランに対して更なる利益率の縮小を引き起こしている。

New Yorkerなどのメディアがこの問題を可視化し、最近はフードデリバリープラットフォームを介さずに、直接レストランに電話して注文を入れたい顧客が少しずつ増えている。「phone orders(電話注文)」のキーワードに対する注目度がコロナ中に伸びており、電話注文に興味を持つ顧客やレストランは増えていると考える。

💡ビジネスアイデア:レストランの電話注文を受けるAIアシスタント

⭐️成功事例:2020年11月に1千万ドルのシリーズAを調達したKeaは電話注文を受けるAI音声アシスタントをレストランに提供している。KeaのAIアシスタントはユーザーから住所と注文したい品物を聞き取り、注文を自動的に処理・管理するサービスである。現在、Papa John's、Donatosなど250社以上のレストランが本サービスに登録している。

💰チャンス:レストランに特化した電話注文アシスタントを提供するサービスは未だに少なく、電話注文を強化したいレストランにとって、Keaのサービスの提供価値は極めて高いと考える。今後もオンライン注文が主流な注文手段として続く可能性が高い一方で、電話注文を支援するソフトはニッチ性があり、利益率の縮小問題に直面しているレストランに対してユニークな解決策だと考える。

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