Tableau Desktop Specialist に受かったので振り返りを書きたい。
これからこの試験を受ける方の一助になれば幸いである。
Tableau Desktop Specialist とは
まずはTableau Desktop Specialistがどのような試験なのか見ていく。
<対象者>
この試験は、Tableau Desktop の基本的なスキルと知識があり、3 か月以上の使用経験がある方を対象としています。
<試験時間>
60 分
<設問形式>
択一、複数解答、実技
<問題数>
30
<得点>
自動計算。配点は問題の種類によって異なり、実技問題の配点が高くなる。
<合格基準>
70%
<提供言語>
英語、日本語、中国語 (簡体字)、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語 (ブラジル)、スペイン語 (インターナショナル)
<プラットフォーム>
Tableau Desktop が用意された Windows 仮想マシン
下記は試験内容。詳細については試験ガイドを参照されたし。
<評価するスキル>
データへの接続とデータの準備
• データ接続の作成と保存
• データ接続の変更
• データプロパティの管理
データの探索と分析
• 基本的なチャートの作成
• データの整理とフィルターの適用
• ワークシートへの分析の適用
インサイトの共有
• プレゼンテーションビューの書式設定
• ダッシュボードの作成と変更
Tableau の概念の理解
• ディメンションとメジャー
• 不連続フィールドと連続フィールド
• 集計
(試験ガイドより)
Tableau初学者・初心者向けの試験であると思う。
Tableau Desktop Specialistに向けて行ったこと
試験に向けて行ったことを時系列順に列挙する。
2.【テスト2回分】Tableau(タブロー)勉強法 ~ Tableau Desktopスペシャリスト資格模擬テスト(問題集) - その1&その2セット
3.Tableauのヘルプを見る
以下では各々のステップでどのように取り組んだかを紹介する。
1 Tableauデータ分析 ~入門から実践まで~ 第2版
これは非常に良書だと思う。Tableauのひとつひとつの操作に対して図を含めた説明があり、初学者にも非常にわかりやすい。Tableauを初めて触る人がつまづかないように設計されており、著者らのTableauを広めたいという強い思いと優しさを感じる。また後半の章では実用的なTableauの使い方、分析結果の見方が紹介されている。しかし本資格においては1~7章まで(だいたい本書の半分くらい)取り組めば必要十分だと思う。
2【テスト2回分】Tableau(タブロー)勉強法 ~ Tableau Desktopスペシャリスト資格模擬テスト(問題集)
つぎにnoteにある模擬練習問題を紹介する。Tableauの試験には過去問が見当たらず対策が困難だった。Tableau スペシャリスト 試験ガイドには10問ほどお試し問題があるが流石にこれだけでは心許ない。そこでnoteにあった練習問題を購入することにした。もちろんこの資料はTableauが出しているものではなく、品質に対して不安はあったが試験と酷似しているような問題もあり、試験の出題傾向を知るには非常に良い問題集であった。また問題ごとに参考になるURlが載せられており、わからない問題をすぐに調べることができる。大変参考になりました^^
3 Tableauのヘルプを見る
1~2までするとTableauの雰囲気を大体掴むことができると思う。しかし私がTableauの試験を受けて実感したことは、操作方法を説明することが重要ということだ(Tableauの試験は各々の操作方法が文章で選択肢として与えられており、そのなかで最適な方法を選ぶ問題が往往にしてある。Tableauをいじり、合致する数字・選択肢を選ぶ問題は少ない)。そのため各ツールの名称や操作方法を言語化して覚える必要がある。私はここで躓き一度試験に落ちた。そのためTableauを動かす際には、操作を説明しながら(独り言みたいに)取り組むことをお勧めする。またデータの抽出方法や接続方法などについては本ももちろんだがTableauのヘルプを参照するのも良い。このヘルプに一通り目を通せば試験に余裕を持って合格する力は十分ついている。あとは1・2・3を反復するだけである。体感としては2の練習問題をすらすら解けるレベルまでいけば十分だと思う。
以上がTableau Desktop Specialist合格に向けて行ったことである。
<メモ>
*Tableau社が出しているE-learning(無料)もあるらしいが私は使わなかった。しかし公式はお薦めしているのでこれを用いて勉強するのもありかも。